大阪府・吉村知事が定例会見8月5日(全文2)このタイミングでの発表「府民への呼び掛けは私の仕事」
公の場で繰り返し発言するのは疑問
毎日新聞:これ2週間、発症直前の2週間の行動歴やなんかを基にこういうのを上げているというふうにお聞きしてるんですけれども、ここで感染したとみられるという確証まではない数字だというふうに理解してますけれども、それで滞在したという証言が得られたら、そこをもって感染した場所だというふうに確定させて、今おっしゃったようにウイルスは見えないにもかかわらず、7割がここで感染してるというふうに公の場でも繰り返しにわたって発言されてるというのは逆に疑問なんですけれども。 吉村:ここで感染したっていうのが確実に分かれば、このウイルス症というのは全然問題になりません。魔法使いじゃないですから、ここで感染したなんて分かるわけないというのはみんな分かってます。その中で保健所として疫学調査をし、どうもここで非常にリスクの高い行動を取ってる、あるいはこことここが線でつながっている、そういう人なんかも入れて考えたとき、クラスターでいくと17あったクラスターのうち14はミナミで発生しているという状況も考えたときに、当然、陽性率も20%もあるということを考えたときに、やはりこのミナミを中心にして発生しているというのは疫学調査上、判断できると思っています。ただ、この店とか、クラスター化してたのはこの店だけど、ここで客観的に明らかに全員感染したんやって見えたら誰も苦労しません。 司会:次のご質問をお願いします。
他県の指摘をどう思うか
朝日放送テレビ:ABCです。ポビドンヨードの件なんですが、他県が公式のSNSとかで、コロナ疑いの人が使用することで偽陰性になる可能性もあるというふうに注意を呼び掛けているんですが、知事は感染拡大防止するためにリスクが高い人への使用を呼び掛けている立場だと思うんですけど、この他県の指摘についてはどのように思われますでしょうか。 吉村:理論上でいけば、そういうことは当然あり得るとは思いますが、ただ検査を受ける方っていうのは自分が陽性かどうかを確認するための意思を持って検査を受けているわけなので、自分が陽性かどうか心配で確認して検査を受けていく道中で、事前に意図的にポビドンヨードを、ぐじゅぐじゅぺっして行くというのは、僕は、可能性としてはゼロじゃないけども、行政として呼び掛けというのはあるかもしれませんが、実態としてはほとんどないんじゃないかというふうに思っています。それよりもポビドンヨードを使って、実は口の中のウイルスというのは殺菌することができる、減らすことができる、これはどこも今までやっぱり分からなかったことだし、唾からどんどん広がっているというのも分かっていることなので、それを用いた新たな感染拡大防止の可能性を追求したほうがいいんじゃないかというふうに思ってます。 朝日放送テレビ:きのうは大阪府と大阪府立病院機構としての主体の会見だったと思うんですが、松井市長が同席された理由はどういった理由ですか。 吉村:これは、まずミナミの休業要請というのは一緒にやった点がありますけども、それだけじゃなくて、このポビドンヨードを使ったうがい薬の臨床研究というのは、大阪市内のホテル、療養者の方にも協力して、大阪市の協力も受けてますから、そういった意味で市長にも同席してもらったということです。 司会:次のご質問をお願いします。