元気な人は食べている!?疲労回復に効く食べ物について解説、元気が出るコンビニメニューも
疲れに効く栄養素ってどんなものがあるの?
疲れに効く栄養素には ・たんぱく質 ・ビタミンB群 ・鉄分 ・ビタミンC ・ブドウ糖 ・クエン酸 が挙げられます。 ●ビタミンB群とは ビタミンBにはB1・B2・ナイアシン・B6・B12・葉酸・ビオチン・パントテン酸と8種類あり、まとめてビタミンB群と呼びます。 ビタミンB群はエネルギーをつくる際の助けだけでなく、体の中で起こるさまざまな働きの補酵素としての働きがあります。補酵素とは、わずかな量で体の機能を調節することです。 ビタミンB1が効率よくエネルギーをつくる助けとなるように、他のビタミンBもエネルギー合成やたんぱく質の合成を助ける働きをもちます。 ビタミンB群は主に、肉・魚介類・レバー・豆類・野菜に多く含まれます。それぞれ違う食品に含まれるので、いろいろな食材をバランスよく食べるとよいでしょう。
おすすめ栄養素をシーンごとに紹介
疲れにはいろいろな種類があります。 ・運動をした後の肉体的な疲れ ・勉強や仕事で頭を使った後の脳の疲れ ・気を遣った後の精神面での疲れ ・夏バテなど食欲がわかない胃の疲れ ここでは、疲れに合わせたオススメ栄養素をお伝えいたします。 ●運動後に ・たんぱく質 ・糖質 ・ビタミンB1 運動後は筋肉が再合成されるため、筋肉の材料となるたんぱく質を摂るとよいです。 さらに、糖質を補給することで疲労感を緩和します。またエネルギーをたくさん消費することで、多くのビタミンB1が必要となります。 ●頭を使いすぎたときに ・ブドウ糖 勉強や仕事で頭が疲れたと感じるときは、ブドウ糖で脳のエネルギーを補給するとよいでしょう。 なお、糖には果糖や砂糖、乳糖などいろいろありますが、分解するとブドウ糖として脳のエネルギー源となります。無理にブドウ糖を摂らなくても脳のエネルギーは補給できるので、ご安心ください。 ●精神的な疲れに ・たんぱく質 ・ビタミンB6 GABAやトリプトファンというアミノ酸は、精神を安定させる神経伝達物質やその材料となります。アミノ酸がたくさん集まるとたんぱく質になるため、精神的に疲れた時はたんぱく質を摂るとよいと考えられます。 そしてトリプトファンを分解し神経伝達物質をつくるには、ビタミンB6が必要なので一緒に摂取するとよいですよ。 ●夏バテで食欲が落ちた時に ・カプサイシン カプサイシンは唐辛子の辛味成分です。カプサイシンを程よく摂取すると唾液や食欲を増やすといわれています。 疲れや夏バテで食欲がないときに、適度に唐辛子の入った食事を取り入れると食欲がわきやすくなるのでオススメです。