YADEA初のバイク型特定小型原付「TRP-01T」が登場。免許不要で乗れるEVバイク
海外ではモペッド、日本では電動アシスト自転車・電動バイクとして販売
2024年12月23日、ハセガワモビリティはYADEAブランド初となるバイクタイプの特定小型原付「TRP-01T」を発売した。本体価格は33万円で、YADEA直営店舗の表参道ショールーム、自転車販売店、ECサイトにて販売されるという。 【写真】YADEA初のバイクタイプ特定小型原付「TRP-01T」 「TRP-01T」は、海外仕様ではモペッド(=ペダル付き電動バイク)として販売されているモデルで、日本では2023年9月に電動アシスト自転車「TRP-01」として発売され、約30万円という高価格モデルながら、登場からの1年間で約1000台販売された人気機種だ。 今回登場したバイク仕様の「TRP-01T」ではペダルを撤去して純粋なバイクになり、16歳以上が免許不要で乗れる特定小型原付区分のモデルとして設定。前後油圧式ディスクブレーキやデュアルサスペンションを装備し、乗り心地やブレーキ性能にも配慮されているほか、大画面で視認性のよい液晶モニター、48V・20Ahの大容量リチウムイオンバッテリーにより特定小型原付トップレベルの航続距離110kmを実現するなど、ハイエンドモデルにふさわしい性能を有しているといえるだろう。 車両重量は36kgと重めだが、着脱可能なバッテリーを取り外して充電することができるため、駐輪場所から充電場所が離れていても対応可能だ。ちなみに気になる本体価格は33万円で、YADEA(ヤディア)ブランド直営店舗「表参道ショールーム」や自転車販売店、ECサイトにて販売されるという。 【主要諸元 TRP-01T】 全長×全幅×全高:1730×600×1050mm 重量:36kg 耐荷重:- ブレーキ:前後油圧式ディスクブレーキ バッテリー:リチウムイオン(48V・20Ah) モーター:500W 航続距離:110km 充電時間:6時間 タイヤサイズ:20インチ 防水性能:IPX5 本体価格:33万円 ただし、走行可能な区域は車道に限定されており、歩道走行モードを搭載したモデルの「特例特定小型原動機付自転車」だけが、例外的に「1、普通自転車が通行可能な歩道を 2、歩道走行モードに切り替えた上で 3、最高速度6km/h」にて走行することが可能である。 自転車ともバイクとも異なる特殊な交通ルールが適用されるため、利用前に必ず確認しておこう。 そして「性能等確認制度」とは、国土交通省認定機関が保安基準に適合しているかを公的に検証する制度で、これに合格したモデルは、メーカー・確認機関の名称などが入った特別なステッカーが車体に貼られ、市場に溢れる「保安基準を満たしていないモデル」と区別できる仕組みになっている。 要するに「国土交通省から、きちんと特定小型原付の基準を満たしたというお墨付きをもらっているモデル」ということになるため、購入を検討する際にはぜひ参考にしていただきたい。ちなみに、今回発売された「TRP-01T」も国土交通省の性能等確認済みモデルである。