「待機電力量」が最も大きいのは「ガス温水器」だそうですが、本体が「はめ込み式」なのでコンセントが抜けません…。待機電力を削減するよい方法はないでしょうか?
待機電力による電気の消費量は微々たるものと考え、気にしていない方も多いでしょう。しかし、複数の家電製品で電力を消費し続ければ、電気代がかさむ原因になります。ガス温水器のようなはめ込み式の家電製品はコードも挿しっぱなしのため、節電には工夫が必要です。 本記事では、待機電力の概要や電力消費の仕組みをはじめ、各家電製品の消費電力を紹介します。電気代を節約したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。 ▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較
待機電力とは
待機電力とは、家電製品やガス機器を使用していないときに発生する電力を指します。待機電力が発生する主な理由の一つは、タイマー予約や時計などの機能が作動しているためです。 環境省によると、家庭の消費電力量に占める待機電力量は1年間で285キロワットアワーで約6%です。そのため家電製品を使用しているときの消費電力を比べると小さなものだと考えられますが、積み重なると電気代が高額になる可能性もあるでしょう。
ガス温水器の待機電力はメインの電源を切って節約
多くの場合、ガス温水器ははめ込み式で、コンセントが抜けない傾向があります。そのため、使用しないときは「メインの電源を切る」ことが大切です。メインの電源を切れば操作パネルの点灯やセンサーの動作を停止でき、待機電力の削減につながるといわれています。 ■そのほか待機電力を節電したほうがよい家電 ガス温水器以外にも、待機電力を多く消費する家電製品は存在します。特に、エアコンやテレビ、DVD・ブルーレイレコーダー、電話機などは待機電力の消費が目立つ傾向があります。 エアコンはリモコンからの指示を受信するだけでなく、室内機と室外機の間で冷媒の温度維持に電力が必要です。頻繁にコードの抜き差しを行うのは難しいため、他の方法での節電が求められます。 また、テレビやレコーダー、電話機なども、リモコン操作や受電に必要な電力に加えて、ディスプレイ表示にも電力を消費します。それぞれの製品の利便性を考慮しながら、節電に取り組むことが大切です。