【GLORY】69勝61KOのラジャブザデvs.ステファン・ラテスクのKO必至対決が決定、188勝120KOの“ミドル級世界最強”ユセフ・ブガネムが2度目の出場
2024年8月31日(土・現地時間)ベルギー・アントワープのロットアリーナにて『GLORY 94』の開催が決定。 【写真】ミドル級世界最強の呼び声も高いブガネム メインイベントでは、GLORY世界ライトヘビー級2位バフラム・ラジャブザデ(アゼルバイジャン)vs.同級4位ステファン・ラテスク(ルーマニア)というライトヘビー級で最も爆発的で予測不可能なファイター同士が激突。両者ともそのノックアウト・パワーで知られ、過去12カ月の驚異的な活躍でGLORYファンの人気者となっている。 ラジャブザデは4年ぶりのGLORY復帰戦となった2023年5月、ルイス・タバレスを1Rで右ハイキックKOし、存在感を示した。8月のヘビー級グランプリ予選トーナメントではモハメド・アミンにTKO勝ち、ユルジェンダルに判定勝ちで優勝。2024年3月のGLORYヘビー級GPでは1回戦で元GLORY世界ヘビー級暫定王者タリク・"クッキー"・オサロを破る番狂わせを演じたが、準決勝でレヴィ・リグターズに敗れた。4月のGLORYに連続参戦するとケビン・オマールをKO。6月のライトヘビー級GPにも出場し、1回戦でイブラヒム・エル・ボウニに初回TKO勝ち、準決勝でセルゲイ・マスロボイエフに2RでTKO勝ちと圧倒的な爆発力で決勝へ進出したが、ドネギ・アベナに初回TKOで敗れ優勝を逃した。戦績は驚異の69勝(61KO)3敗。 ラテスクはアマチュアボクシングで150戦以上を経験し、ジュニアキック時代にISKA世界クルーザー級王座に就き、プロではまだ無冠だが17勝(8KO)3敗の戦績を誇る。2022年12月のK-1に初来日を果たすと、マハムード・サッタリを強烈な左フックでKOして初黒星を付け、大きなインパクトを残した。2023年3月の2戦目では谷川聖哉にローキックでダウン寸前まで追い込まれるも右フックで逆転KO勝ち。7月はK-Jeeも初回KOに沈めた。GLORYには9月に初参戦を果たし、パスカル・トゥーレに判定勝ちで初陣を飾った。11月の2戦目ではイブラヒム・エル・ボウニをTKOに破り、2024年6月のライトヘビー級GPに出場したが、1回戦で同じくアベナに3RでKO負けを喫した。 ベルギーのスーパースターであるユセフ・ブガネム(ベルギー/モロッコ)は、イタリアのアンジェロ・ヴォルペと対戦する。 ブガネムは12歳でムエタイを始め、17歳でタイに移住。『THAI FIGHT」で活躍し、2015年に-72.5kgトーナメントで優勝。同年にはオムノーイスタジアムのミドル級王座も獲得すると、2016年8月にはラジャダムナンスタジアム認定ミドル級王座に就いた。2018年2月にはWBCムエタイ世界ミドル級王座、4月にはIBFムエタイ世界ミドル級王座も獲得すると、5月にはルンピニースタジアム認定ミドル級王座も獲得し、史上初の外国人2大殿堂制覇王者となった。 2024年4月、ミドル級(-72.5kg)世界最強の呼び声も高い男はついにGLORY初参戦を果たし、スタニスラフ・カザンツェフを2RでTKOした。今回は地元ベルギーのファンの前でショーケース・パフォーマンスを披露する予定だ。戦績は驚異の188勝(120KO)43敗8分。 そのブガネムに挑むヴォルペは『Enfusion』で活躍し、最近3試合はいずれもユーセフ・エル・ハージと対戦し、1勝2敗。イタリアで最高のキックボクサーの一人として評価されている。戦績は38勝(12KO)5敗。
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