完全優勝に届かず中島啓太「本当に残念」 来季は1月ドバイで開幕
◇国内男子◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 最終日(1日)◇東京よみうりCC(東京)◇7002yd(パー70)◇晴れ(観衆5051人) 【画像】中島啓太の“地下秘密基地”に潜入 10月「日本オープン」のリベンジをかけた一週間は、悔しい結果に終わった。単独首位から出た中島啓太は3バーディ、4ボギー1ダブルボギーの「73」で回って通算8アンダー4位。初日から首位を守っての完全優勝に届かず、「本当に、ごめんなさいという感じです」と話した。 「当然力は入ると思うけど、それを感じたうえでやるのが優勝争い」。地元で行われた日本オープンは、ファンの声援に応えられず6位で終了。逃げ切り優勝を目指したこの日もプレッシャーを力にうまく変えられず、序盤からショットに苦戦する展開が続いた。
1番で5m前後のバーディパットを入れて歓声に応えたが、2番(パー3)はティショットで手を放してグリーン手前にショート。3番はフェアウェイからの第2打でグリーンに乗せてパーで終えたが、球を見送り首をひねる。4番はティショットを大きく右に曲げてダブルボギーとし、前半を終えた時点でショーン・ノリス(南アフリカ)に1打ビハインドとなっていた。 悔やまれるのは、10番でバーディ奪取をしたノリスとの差をさらに広げた11番のボギー。ティショットを再び右に曲げ、木に当たったボールは根元について第2打は出すだけ。3打目も寄せられずにスコアを落とした。「2打差を3打差にしてしまった。ショーンが2.5mのパーパットを決めた時に、差がついてしまった」と振り返った。 「本当に残念」と悔しい結果に終わったが、欧州ツアーを主戦場にした今季はこれで終了となる。2025年は1月16日開幕の「ヒーロー ドバイ デザートクラシック(エミレーツGC/UAE)から参戦する予定だ。(東京都稲城市/谷口愛純)