休日のブランチにおすすめ! 本格タコスの人気店が2号店をオープン(東京・恵比寿)
その後タコスをさらに進化させたい、いつか日本でタコス屋を開きたいという夢を叶えるため2017年日本へ。2018年に1店舗目を三軒茶屋で開店し、日本のタコスシーンに革命を起こすと、2022年末には2店舗目である「TACOS BAR」をオープン。世界でもまだ存在しないネクストレベルのコンセプト「魚タコスのおまかせ」を提供し、2024年ミシュランガイドにも掲載され、世界から注目を集めています。
新店舗の場所は、「ロス タコス アスーレス」の提供するブランチというスタイルがら、代官山・広尾・渋谷周辺からアクセスの良い恵比寿に。また、タコスというジャンルも海外の方にとっては当たり前の外食の選択肢であるため、さまざまな人が多く活動するエリアにしたそうです。遊びに来る方だけでなく、近郊に住んでいる人たちの生活スタイルにもマッチしそうですね。
ナチュラルな木製家具を配置した店内は、自然光が差し込み明るい雰囲気。ステレオタイプなメキシコの内装ではなく、「日本でやるべきタコス」という不動のコンセプトを軸にしたつくりは、温かみがあり居心地の良さも抜群です。
広々とした落ち着いた空間に客席は、一人でも食事がしやすいカウンター席が7席あるほか、2名用のテーブルが7卓あり、ほどよい間隔が取られているのでくつろげます。
同店が一番大事にしているポイントであり新しいコンセプトは、“毎朝トウモロコシから製粉している様子、注文後に一枚一枚手焼きしているトルティーヤなどが体感できる”ということ。そのため調理工程が見えるように工夫し、オープンキッチンにしたのだそう。出来立てを大事にする日本の専門店スタイルにも影響を受けたことも、カウンターを採用した理由の一つだとか。カウンターからは、製粉の様子や注文後に丁寧に手焼きされているトルティーヤが眺められ、おいしさはもちろん、ライブ感も味わえます。
看板メニューは「カルニータス(スペシャル)」(700円)。「カルニータス」はメキシコでも大人気のタコスの具の一つで、豚肉を脂で軟らかくなるまで煮た料理です。カルニータスだけでも専門店が何軒もできるくらいの人気で、それぞれのレシピでしのぎを削っているのだとか。同店にとって「カルニータス(スペシャル)」はオリジナルのテイストを加えて、メキシコに存在するカルニータスをさらにブラッシュアップし、アップグレードしたスペシャルメニュー。メキシコ人にとっても衝撃的な感動を与える完成度に仕上がっています。