給料が6週間で3倍強に! 徳島IS投手が韓国プロ野球界のスター街道まっしぐら! 李承燁率いる斗山ベアーズと“大型契約”
7月10日、韓国プロ野球(KBO)の「斗山ベアーズ」は白川 恵翔投手との契約を発表した。 【動画】怪物ぞろいの独立リーガー 四国アイランドリーグplusの徳島インディゴソックスでエースを務めていた白川は、5月末、KBO「SSGランダース」に6週間限定の電撃移籍。5試合に登板し2勝2敗。奪三振率は10.57を記録していた。この白川の活躍を評価した斗山ベアーズが獲得に名乗りを挙げた形だ。 白川の韓国移籍は、今季KBOに導入された代替外国人選手制度によるものだ。もともとKBOの外国人枠は3名となっていたが、外国人選手のケガ等が続いたため、復帰まで6週間以上かかる場合、6週間限定で他の外国人を獲得できる、という制度だ。 今回の斗山ベアーズ移籍も代替外国人制度を活用した契約だが、白川の価値は一気に上昇している。 SSGランダースとの契約は150万円(インセンティブ含む)だったが、今回はじつに3倍強。6週間で520万円(インセンティブ含む)の契約となったのである。また与えられた背番号は11。白川への期待の高さが伺える。
なお斗山ベアーズは、監督が李承燁氏(元・ロッテ 巨人 オリックス 他)、打撃コーチに後藤 孝志氏(元 巨人)など日本に馴染みの深いスタッフがいる。首都ソウルをホームとし、熱狂的なファンを持つ“韓国のジャイアンツ”的なチームである。 SSGランダースでの6週間で白川は韓国のファンの心を掴み、一躍人気選手の仲間入りした。 じつは韓国移籍が決まった時、白川はパスポートを持っていなかった。そんな日本の独立リーグから来た若者のサクセスストーリーは韓国ファンを魅了。SSGランダーズのオフィシャルInstagramでは、白川の動画が80万回を突破し、サイン会でも長蛇の列ができるほどだ。『カムジャ(じゃがいも)』の愛称も定着した(韓国では“カワイイ”の意味)。 契約締結後、白川はこうコメントした。 「まず斗山ベアーズさんからこのようなオファーをいただき感謝いたします。そして、KBOで初めてプレーする機会を頂いたSSGに改めて感謝申し上げます。これから6週間、チームのために全力を尽くします!」 コリアンドリームを摑んだ白川。斗山ベアーズでの6週間の活躍も期待したい。