イオン、防災食・用品を拡充 「帰省前需要」照準に2割増計画 アウトドアとの併設販売も実施
例年は耐震ポールや水害対策用の給水シートは展開しなかったが、今年は多角的に様々な災害に対応できるよう品揃えを増やす。地震に備え耐震ポールや防災用窓ガラスフィルムも導入するほか、防災食や非常用トイレの大容量パック商品も新たに揃える。最近では防災バッグ(防災セット)や非常用トイレセットが売れ筋と言う。 「昨今、防災用品はフェーズフリー“備えない防災”という考え方が浸透してきた」と今田氏。これは災害時に準備するのではなく、日常的に使用しているものを災害時に役立てるという考え方だ。地震時に足を守るスリッパや、行楽用にも使える保存用パックごはん、ランタンなどがフェーズフリー商品にあたる。 また今年からアウトドアでも使える防災用品との併設販売を実施。近年人気のランタンタイプの灯具を導入するほか、5年間の長期保存が可能なパックごはんを新たに導入し、アウトドア用品売場と併設する。催事開催中にはお湯や水だけでできるアルファ米の試食コーナーを設け、賞味期限が長いアルファ米でもおいしいことをアピールする。