【いわき平競輪・東京スポーツ杯】渡辺一成 流れ変える一撃で決勝へ「昨年は何をやってもダメだった…」
いわき平競輪のF1ナイター「東京スポーツ杯」は5日に2日目を迎え、10RのS級準決勝では渡辺一成(41=福島)が会心のカマシを決め、内藤宣彦(53=秋田)とワンツーを決めた。 昨年後期は「今までで一番悪かった」と苦戦を強いられてきた実力者が、新年一発目の地元戦で結果を出した。初日は佐々木堅次(30=福島)の番手を生かして快勝。この日は目標不在だったが「前がもつれないかな」との願いが通じ、隊列が短くなったタイミングでカマシさく裂。「出切ってからはマイペースでいけた」と衰えを見せない先行テクニックで別線を手玉に取った。 「調子自体は昨年の終盤からずっと悪くなかったんです。ただ、本当に何をやってもかみ合わなくてダメで(苦笑)。ただ本厄が明けたからなのか、年が変わって良くなりましたね(笑い)」と自力での準決突破に笑顔を見せた。 決勝は佐藤慎太郎(48=福島)、内藤を従えて「北の先頭で自力勝負」に出る。地元ファンの前で、再び健在ぶりをアピールしたいところだ。
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