パンマニアが断言! 「いま注目度No.1の新店」はパレスホテルが手がけるパン屋[FRaU]
生地を発酵させるのに欠かせない酵母は、ベーカリーシェフがルヴァン種やホップ種など4種類ほどを約15年かけて育てていたもの。いつか活用する時が来ると作っていた酵母が、今回満を持してパン作りに活用されています。
その自家製酵母を使ったパンの中に、パン野さんのもうひとつのおすすめがあります。 「『チャバタあんばた』です。チャバタ+あんこ+バター+塩のバランスがとにかく神がかっています。あんこが苦手な方にも自信を持ってオススメしたいくらい美味しいです!」
チャバタに使われているのは、奇跡の小麦と称される希少品種の「キタノカオリ」。自家製酵母のルヴァン種を合わせ、水分を多く含ませて生地を仕上げることで、小麦本来のもっちりとした食感に酵母の風味が引き立ちます。 それに合わせるのは、コクのある北海道産の発酵バターと、北海道産エリモ小豆を使った程よい甘さのあんこ。ほんの少し入っている国産のフルール ド セル(天然の海塩)がアクセントになっています。 「イートインでしか食べられないメニューがあるので、ぜひそちらもご賞味ください。『春野菜のタルティーヌ』が絶品でした!」
「春野菜のタルティーヌ」は、スライスした「パン オ ルヴァン」に、ミルクとバターで甘みを引き出したグリーンピースのペーストを塗り、グリーンアスパラガスにブロッコリー、インゲンといった緑の野菜をトッピング。見目麗しいです。 ひと口食べれば、旬野菜の旨みにペーストのコクをしっかりと感じられます。 「パン オ ルヴァン」は都度種類が変わるので、それぞれのパンとの組み合わせも楽しめます。なお、春野菜はその日の仕入れ次第で変わる場合があります。また仕入れによって価格が変動することがあるので、お店でご確認ください。
店内はテイクアウトの対面式カウンター、ソファ席とハイカウンターのイートインスペースがあり、テラス席も配しています。店内奥には厨房が見えます。 「イートインスペースがゆったりしているので、パンを食べながらのびのびと過ごせました」と、パン野さんも大好きなパンを落ち着いて堪能できたよう。