前半3分、先制点を挙げたゴンサロ・パシエンシア。加入後3試合に出場し2得点をマークしている

　ホーム・エディオンピースウイング広島にFC町田ゼルビアを迎えての一戦は、サンフレッチェ広島が2-0で勝利を収めた。勝点で並んでいた町田を突き放し、勝点差・得失点差でも首位に立った。 【写真】先制点を挙げたゴンサロ・パシエンシア 　試合は立ち上がりから広島が相手陣内に押し込む展開となった。3分に中野就斗のクロスに合わせたゴンサロ・パシエンシアが先制点を挙げると、さらに23分には、またも中野のクロスから、加藤陸次樹が追加点を挙げる。広島が2点をリードし試合は後半へ。14分には町田のFW・藤本一輝が放った強烈なミドルを、GK・大迫敬介が弾くビッグセーブも飛び出すなど、広島がクリーンシートを守り切った。 　神戸が浦和に勝利したことで、広島は2位・神戸と勝点差1の首位に立つ。試合後の会見でスキッベ監督は、「自分たちの強さである、勇気を持って前へ進むサッカーを見せることができた。特に前半は非常にうまくいった。（大迫）敬介が今日、2本素晴らしいセーブを見せて無失点に抑えたことも素晴らしいと思う。後半も（東）俊希のシュートなど、良いシーンもあった。今日の自分たちは、勝ちに値する試合ができたと思う」とコメント。対する黒田剛監督は試合を振り返り、「立ち上がりの失点がすべてだった。広島は前半が得意なチームだと知っていた。そこを飲み込めれば勝機があると感じていたが、クロスをしっかりと収めてきた広島が一枚上手だった」と述べ、終始、広島との差を感じたと話した。 　広島は次節、アウェイでリーグ18位の磐田と対戦する。