レアル・マドリー21歳DFの鮮烈デビュー、獲得狙う複数クラブとって「不都合」に?去就に注目集まる
先日レアル・マドリーのトップチームでデビューを果たした21歳DFラウール・アセンシオに対し、複数クラブが興味を持っているようだ。スペイン『マルカ』が報じている。 今月9日に行われたラ・リーガ第13節のオサスナ戦(4-0)で、前十字靭帯断裂の重傷を負ったDFエデル・ミリトンとの交代でトップチームデビューを果たしたラウール・アセンシオ。的確な守備に加え、MFジュード・ベリンガムの今季初得点をロングフィードからお膳立てするなど、鮮烈な印象を残して現地で絶賛を集めていた。 そんな21歳DFだが、移籍市場でも注目を集めることに。『マルカ』によると、以前からジローナ、セルタなどラ・リーガ1部クラブに加え、ポルトガルの“トップクラブ”が密かに獲得の可能性を探っていた模様。しかし、今回のトップチームデビューでその才能が世界的な注目を集めたことにより、以前から動いていたクラブは「不都合に感じている」ようだ。また昨夏の時点で複数クラブが接触したものの、レアル・マドリーBのラウール・ゴンサレス監督が放出を望まなかったこと、さらに高額な移籍金を求めたことで移籍は成立していなかったという。 そして『マルカ』は、1月の移籍市場でさらに人気が高まったラウール・アセンシオに対し、ケガ人が続出するレアル・マドリーは「アセンシオ周りのオペレーションのすべてをブロックすると決断した」と指摘。今後数カ月間で、2026年までとなっている現行契約の延長や、トップチーム昇格について決定する方針とのこと。カルロ・アンチェロッティ監督は、負傷者続出によってDFラインが人員不足に陥っているために、ラウール・アセンシオのような若手の出現を歓迎しているようだ。 なお、レアル・マドリー内部でもラウール・アセンシオの評価は高まっており、「New ナチョ」としての期待も集めているとのこと。今後の動向に注目が集まっている。