若手中心のスペインで見逃せないベテラン物語 “30歳と10か月”でA代表デビューを果たした遅咲きFWの1年
今年才能が一気に開花
今年のスペインサッカー界は若手の活躍が目立ち、若い力を中心にEURO2024とパリ五輪を制した。ラミン・ヤマルやパウ・クバルシなど、彼ら若手が今後のスペイン代表をリードしていくのだろう。 ただ、特別な1年を過ごしたベテランの存在も忘れてはならない。今年に30歳と10か月の年齢でスペイン代表デビューを果たしたビジャレアルFWアヨゼ・ペレスだ。 ペレスはイングランドのニューカッスルでもプレイしていた時期があり、2018-19シーズンにはプレミアリーグで12ゴールを奪ったこともある。ただ、その後移籍したレスター・シティでは思うような成績を残せず、スペイン代表からも遠い存在だった。 流れが変わったのは2023年にレアル・ベティスへ移籍したところからで、昨季はリーグ戦で9ゴールを記録。ビジャレアルに移籍した今季は怪我で離脱した期間がありながら、すでに8ゴールを奪っている。 この1年をまとめると、ペレスはラ・リーガで16ゴールを挙げている。スペイン『MARCA』によると、これはスペイン人選手の中ではセルタFWイアゴ・アスパス、アスレティック・ビルバオFWゴルカ・グルセタの14ゴールを抑えて年間最多の数字だ。 30歳での代表デビューは遅咲きだが、今のペースならば2026ワールドカップを目指すチームにも入れるだろう。
構成/ザ・ワールド編集部
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