【佐世保競輪(ナイター)FⅠ】梅崎隆介 福岡勢とは別線で単騎自力勝負
<20日・佐世保競輪・初日> <記者コラム・造田大の大勝負> 梅崎隆介が九州別線勝負に挑む。初の地元S級戦だった初日9Rは、林慶次郎が目標の好番組だったが、内めを突いてきた山形一気に中を割られて3着。「経験不足ですね。番手は難しい」と準決進出の喜びは一切感じられなかった。 2日目の準決11Rは、後藤大輝―嶋田誠也の福岡コンビと一緒の番組。ライン3番手か、別線で単騎勝負か。悩みに悩んで出した結論は「単騎で自力」。「3番手はなかなか厳しい位置。初日に走ってみて、今回は人の後ろを走る考えにならなかった。初日の番手戦はもちろん勉強にはなりましたが…」と神妙な面持ちで理由を答えてくれた。 前検日には、「初めてS級で走る地元戦。前回の地元戦は初日失格に終わってしまって悔しい。その分も返せるように、練習はしっかりしてきた」と意気込んでいた。初日は成果発揮とはならなかったが、本来の自力勝負ならば力を出し切れるはず。梅崎が己の力量だけで初のS級決勝入りを地元戦で遂げる。▼11Rは梅崎の単騎一撃に期待。林昌幸と後藤大輝がもがき合えば、勝機は十分ある。4―123―12357。 ▼8R(西田雅志) 前を任せる富武大は初日に緒方将樹と激しい先行勝負を繰り広げた。連日の先行策に出れば、今回の相手となる青柳靖起のカマシには合わせられそう。展開が恵まれる西田にチャンス。4―257―2357。