座席も広々!サービスと価格を両立させた異色のエアライン「エアージャパン」の全貌
午後5時、一行は新潟・津南町のホテルに到着。川越と津南を回る特別ツアーを仕掛けた峯口さんは、「地方活性を考えた時、地方にどう人を送るか。川越と津南を結びつけると、面白い化学反応が起きるのでは」と話す。ツアーはまだまだ続くが、果たして客の反応は?
ビジネスジェットでニッポンを拓く…復活を賭けた男の挑戦!
山梨・清里。自然の中でのんびりと暮らしていたのは、格安航空の先駆け「スカイマーク」の元社長・西久保愼一さん。番組は2013年、西久保さんに密着取材していた。
2004年、航空業界に飛び込み、独自の手法を次々と打ち出して会社を急成長させた西久保さん。しかし、ライバル会社が相次いで市場に参入すると、業績は一気に悪化。スカイマークは経営破綻し、西久保さんは表舞台から姿を消した。西久保さんはこの時のことを「いっとき高収益が出て、自分の考えた策が当たって図に乗っていた」と振り返る。 セミリタイアした西久保さんだが、若者たちの熱意にほだされ、再び航空業界へ復帰することに。
去年8月、乗客4人のジェット機で、好きな時に好きな場所へ運ぶサービスを生み、航空局から事業の許可を得たのが「マイクロジェット」(東京・新宿区)。社員は全員パイロットだ。2021年に航空大学校を卒業した高橋良さんは、コロナ禍でパイロットの採用が少ない中、起業することを選択。西久保さんは、会長として彼らをサポートする決断をした。 小型ジェットのチャータービジネスは日本ではまだなじみが薄く、主な会社は4社ほど。 マイクロジェットは日本で初めて専業の会社として参入し、新たな市場の開拓を狙っている。
去年10月、鳥取。西久保さんが事業許可の取得後初となるフライトに招待したのは、鳥取県の平井伸治知事。「海外の富裕層のお客さんを日本の観光地に運ぶ計画をしている。鳥取は海外の人が喜びそうな観光資源が多い。まず知事に乗ってもらってビジネスジェットを理解してもらう」と西久保さん。マイクロジェットは東京や大阪から交通の便の良くない地方へ訪日客を運ぶツアーを準備中で、その足がかりとして、まず鳥取県を選んだのだ。 操縦するのは社長の高橋さんで、小型ジェットに乗るのは初めてという平井知事。西久保さんは、「ヨーロッパに行った時はよくプライベートジェットを使っていたが、1日4、5カ所回れる。4カ所ぐらい回ろうと思ったら、普通3日はかかるが1日で回れる」と効率の良さを説明する。飛行を終え、取材陣が待ち受ける中、平井知事は「素晴らしい空の旅。インバウンド含めた富裕層の観光旅行商品、ビジネス利用も考えられる」とアピールした。 西久保さんに続き、若きパイロットたちも動き出す。訪ねたのは、民間では日本最大の医療法人、徳洲会。離島を含め、全国に76の病院を持つ組織だ。高橋さんが“ビジネスジェットの利便性が医療にも役立つ”と訴えると、担当者は「全国でオペをするドクターの移動負担を減らしたい」と話し、利用を検討してくれることになった。 そして、初フライトから7カ月…マイクロジェットに新たな展開が! ※「ガイアの夜明け」より
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