ラ・リーガのテバス会長、バルサのニコ獲得は可能と主張「十分可能であると考えざるを得ない」
ラ・リーガのハビエル・テバス会長は、バルセロナのスペイン代表FWニコ・ウィリアムズ(21)獲得が財政上可能であるとの見通しを示した。 慢性的な財政難に悩まされ、新戦力補強や選手登録にさまざまな障害を抱えるバルセロナ。しかし、先日にジョアン・ラポルタ会長は『カタルーニャ・ラジオ』のインタビューで財政面の改善と共に、アスレティック・ビルバオが5800万ユーロ(約101億1000万円)に設定しているニコの契約解除条項の支払いが可能であると主張していた。 とはいえ、バルセロナはラ・リーガが課した年間支出限度額を依然として超えているため、現時点で新規契約は登録できない。それでも、テバス会長はスペイン『スポルト』のインタビューでカタルーニャのクラブの財政状況改善への努力を認め、ニコの契約解除条項支払いが可能であると説明している。 「バルサが1:1支出限度額(移籍金や給与の貯蓄に充てられる資金をすべて投資することが許可されている)に戻れば、つまり上限額を超えなければ、そうすることができるだろう」 「バルセロナが2億ユーロ以上の給与削減に努め、クラブ内ですでに実施されている、資産売却という財務手段とは無関係のその他の措置を考慮すると、ニコ・ウィリアムズのようなプレーヤーを獲得することは十分可能であると考えざるを得ない」 「彼には5800万ユーロの条項があると思う。5800万ユーロでプレーヤーと契約する場合、償却額は契約年数で割られる。3年契約の場合、年間2000万ユーロ未満となり、それにプレーヤーへ支払う金額が加算される」 「バルサは、1:1ルールに戻れば、その程度の金額で契約できるだろう。これは完全に受け入れられる」 「彼らは売上高が10億ユーロに近いクラブであり、その種の契約であればその範囲内で契約できるだろう」 「しかし、まずは1:1のシナリオが実現されなければならないことを忘れてはならない。まだそこまでには至っていないが、これまでで一番近い。そこまで到達すれば、ニコ・ウィリアムズか、そのような特徴を持つ他のプレーヤーと契約できる」 なお、ユーロ2024後に自身の去就に関して何らかの決断を下すとみられるニコだが、先日に代理人とバルセロナの接触が伝えられており、現時点でブラウグラナ移籍の可能性は十分にあるとみられる。
超WORLDサッカー!