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錦織を破った18歳の世界249位ムゼッティの連続ジャイアントキリングと停電に海外メディアも驚愕

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THE PAGE

テニスの世界ランキング35位の錦織圭(30、日清食品)が17日(日本時間18日)、イタリア・ローマで行われたBNLイタリア国際の男子シングルス2回戦で、同249位のロレンツォ・ムゼッティ(18、イタリア)と対戦し3-6、4-6でストレート負けを喫した。昨年の世界ジュニア王者のムゼッティは1回戦で4大大会で3度優勝のスタン・ワウリンカ(35、スイス)をストレートで撃破するジャイアントキリングを演出したが、錦織は、その勢いに呑まれた。第1セットでは先に第3ゲームでブレークポイントを握ったが反撃を許し、逆に第4セットでブレークを許して3-6で落とした。  第2セットは、4-4で迎えた錦織がサーブの第9ゲームでアクシデントに見舞われた。30―15となったところで、突然、会場の照明が消えて停電。約10分の中断があり、プレー再開後にはリズムを失った錦織にミスが続きブレークを許した。これが響き錦織は4-6で、このセットを落とし敗退が決まった。  海外メディアはムゼッティの快進撃と停電をセットにして「驚愕」というトーンで報道した。  ATPツアーの公式サイトは「ムゼッティがジャイアントキリングを続けローマで錦織を倒す」との見出しを取って伝えた。同サイトは、「ムゼッティは1回戦でのワウリンカへの勝利が偶然ではなかったことを証明して、ジャイアントキリングの進撃を続けた。18歳の予選上がり(のムゼッティ)が元世界4位の錦織を6-3、6-4のスコアで敗退させることに何の恐れも見せなかった」とする記事の中で、両選手の試合後のコメントを紹介した。  ムゼッティは「信じられない試合だった」とコートでのインタビューで語り、「錦織はベースラインの近くでプレーしたが、私は本当に頭脳的にプレーできた。錦織はワウリンカとは、また異なっていたが、彼らは素晴らしいチャンピオン。(ジャイアントキリングの連発に)今は本当に幸せ。フォアハンドは最初から本当にいい感じだった。リターンはワウリンカ戦よりも攻撃的にプレーすることができた」と続けた。  さらに快進撃の要因を自己分析。 「私はいつも戦士でありファイターだったが、この1年は浮き沈みがあった。今月は落ち着き、コートでポジティブなメンタルを保とうと努めた。それがここ数週間での一番の改善点。ローマでは本当に気持ちよくプレーできている。今日は精神的に勝った。タフなポイントでも上手くプレーできた」と、メンタル面での成長を明らかにした。  同サイトもムゼッティがまさかの停電にも動揺しなかったことに触れ、「ムゼッティは年齢以上の技能を見せながら、緊張を保ち、停電が回復した後の錦織のサーブをブレークした」と、18歳とは思えぬ精神力の強さを評価した。

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