暑さや災害で献血する人が急減。日本でもアメリカでも血液不足に
日本も各地で血液不足に
気候変動の影響で血液が不足しているのは、アメリカだけではありません。日本でも各地で猛暑の影響から、献血に協力する人の出足が鈍っています。 福岡県赤十字血液センターでは、記録的猛暑が続いたことによって、献血に訪れる人が非常に減っているといいます。 大分県赤十字血液センターも事情は同じで、猛暑で献血にくる人が減っているそう。同センターは、きてくれないならこっちからと、献血バスを臨時出張させて、献血してくれる人を増やそうと努力しています。 さらに、愛知県赤十字血液センターによると、東海と北陸の7県では、猛暑の影響もあって、8月初めの1週間で約600人分の献血が不足する事態に陥ったそうです。 台風10号の影響を受けた福岡では、電車やバスが運転を見合わせる中、赤十字九州ブロック血液センターは、必要なものはなんとしてでも届けなければならないと、使用期限があって、手術などに必要な血液製剤を輸送しています。 温暖化が続いている間は、長期的に見て今年のような記録的猛暑に見舞われる日が増えていくと思われます。猛暑の時に開設されるクーリング・センターなど、暑いときだからこそ人が集まりやすい場所で献血キャンペーンを実施するといいかもしれないですね。 Source: American Red Cross Reference: The Guardian, Scientific American, テレQ, NHK, Yahoo!ニュース / テレビ愛知, テレビ朝日
Kenji P. Miyajima