菊地凛子さんのキャリアの分岐点、初オーディションで選ばれた「まさかの理由」とは?
2000年代、天使のブラ®はさまざまな改良を重ねて、人気のランジェリーブランドの地位を確立します。一方、菊地さんはその頃、出演した映画「バベル」でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、実力派俳優への道を確固たるものに。 「この時期は、とにかく目の前にあるものをこなすことで頭がいっぱいでした。無我夢中と言いますか、走り抜けた、という感じですね。そして、あの時代があったおかげで、今があると思いますし、今こうしてたくさんの作品に出られるようになったのも、そのおかげなので、本当に宝物だと思っています」
2010年代になると、天使のブラ®は、夏の蒸れ対策や年齢によるバストシルエットの変化に対する商品の発表など、より細かな女性のお悩みに応えるアイテムを次々と発表。 菊地さんにとって2010年代はプライベートで大きな変化があった年。結婚と出産を経験されています。 「毎日の出来事が、すべて仕事の先につながっていると心底思えた時期。なんでもない毎日の中でさまざまな選択をして生きています。仕事をしていくうえでそういった日々を宝物のように感じながら過ごそうと考えるようになりました」(菊地さん)
そして現在、菊地さんは大河ドラマの出演など、さらに俳優として磨きがかかっていきます。 「2020代年はいろいろな役に挑戦してみたいという前向きな気持ちになってきた年ですね。そして、ラッキーなことにたくさんの方に声をかけていただきました。作品に恵まれることが役者にとって一番大事なことなので、今後も声をかけてくださった人たちの期待に応えていけるといいな、と思っています」(菊地さん) 取材・文/皆川知子
オトナサローネ編集部 露木