米国防長官、北朝鮮兵のウクライナとの戦闘参加に懸念
アメリカのオースティン国防長官は、ロシアに派遣された北朝鮮の兵士がウクライナとの戦闘に参加する可能性に強い懸念を示しました。 【映像】米国防長官のコメント 「ウクライナ国境近くのクルスク州でのロシア軍の戦闘を支援するため、ロシアが北朝鮮の兵士を活用することに懸念を深めている」(オースティン国防長官) オースティン国防長官は30日、ワシントン近郊で韓国の金龍顕国防相と会談しました。終了後の記者会見でオースティン長官は、ロシアで訓練を受けている約1万人の北朝鮮の兵士はロシアの軍服を着用し、部隊の一部はすでにウクライナに近づいていると指摘し、戦闘に加わる可能性に強い懸念を示しました。北朝鮮の兵士がウクライナでロシア軍を支援すれば戦闘で死ぬことになると警告し、ロシアからの即時撤収を求めました。 韓国の金国防相は北朝鮮がロシアを支援する見返りに、戦術核兵器や潜水艦発射ミサイルに関する技術移転を求める可能性が高いと指摘し、朝鮮半島の緊張が高まると訴えました。 また、北朝鮮が存在を誇示するため、11月5日のアメリカ大統領選挙の前後にICBM(=大陸間弾道ミサイル)の発射や7回目の核実験に踏み切る可能性があるという見方を示しました。(ANNニュース)
ABEMA TIMES編集部