旧ジャニーズと「いま最も近い関係のテレビ局」…テレビ各局が「推しているグループ」が、「24時間テレビ」後から浮き彫りになってきている
■「Snow Man」を押さえ順調なTBS 他局に目を向けると、最もSTARTOとの関係性が良好と言われるのがTBS。 現在、日本の音楽シーンで断トツのセールスを誇るSnow Manの冠番組に加えて、目黒蓮さんのゴールデン・プライムタイム(19~23時)初主演ドラマ「トリリオンゲーム」、宮舘涼太さんや佐久間大介さんの「ラヴィット!」など、個人出演もしっかり押さえてきました。 それに次ぐSixTONESのメンバーも、ジェシーさんと田中樹さんをバラエティの「オオカミ少年」、松村北斗さんを今夏ドラマ「西園寺さんは家事をしない」に起用。
さらに今秋ドラマ「あのクズを殴ってやりたいんだ」にもKis-My-Ft2の玉森裕太さんを起用しているほか、毎週2時間の音楽番組「CDTV ライブ! ライブ!」を放送しており、他グループの出演機会を確保しやすいため、事務所と円満な取引がしやすいのでしょう。 フジテレビについては、今秋の新番組「この世界は1ダフル」にSnow Manの渡辺翔太さん、ドラマ「わたしの宝物」にSnow Manの深澤辰哉さん、ドラマ「モンスター」(カンテレ制作)にSixTONESのジェシーさんを起用するなど、個人での起用を進めています。
ただ、主要4局では唯一アーティストが出演するゴールデン・プライムタイムの音楽番組がないほか、昨秋に各グループから出演者を集結させた「VS魂グラデーション」を終了。 以降、今春も「Kinki Kidsのブンブブーン」「トキタビ」「いただきハイジャンプ」「SUPER EIGHTのあとはご自由に」を終了させるなど、各グループの冠番組が減った状態が続き、かつてほどの濃い関係性は感じられません。 ■今秋ドラマにSTARTOタレントの起用が少ない背景
テレビ朝日も今秋のゴールデン・プライムタイムでは、ドラマ「民王R」になにわ男子の大橋和也さんが出演する程度で、「ミュージックステーション」での関係性が継続されている形に留まっています。 ちなみに今秋ドラマにSTARTOのタレントが少ない理由は、キャスティングの時期によるもの。コロナ禍で撮影スケジュールが乱れ、その後、放送枠や配信作品が増えたこともあってドラマのキャスティング時期が前倒しされていきました。