「ダンスの時間ではない」 コロナ対策で小池都知事
東京都の小池百合子知事は18日、都内の新型コロナウイルスの「感染状況」や「医療提供体制」を専門家らが分析・評価する会議で、新規陽性者数が増加に転じたこと、重症患者数が下げ止まったことなどの報告を受けた後、都民・事業者に向け「みなさんのご尽力に改めて感謝したい。ただ、ここで気を緩めるわけにはいかない。よく『ハンマー・アンド・ダンス(規制に強弱の緩急をつけること)』と言う言葉がある。決してダンスの時間が来たわけではない。むしろ、これからもしっかりと感染防止対策を徹底する必要がある。何としても感染の再拡大を防いでいかなければならない」と語った。 【動画】東京都が新型コロナ分析会議「人出次第では年末年始を超える感染者急増も」
現在、政府は東京、神奈川、千葉、埼玉の4都県に対し、緊急事態宣言を出しているが、期限としている21日に解除する方針。小池知事は会議で「きょう、国において緊急事態宣言の解除(の発表)が予定され、いまさまざま必要な手続きが取られている。都としても国の基本的対処方針などを踏まえて都民事業者への要請、呼び掛けについてこれから示していく」と述べた。