日本企業、2024年度と2025年度の業績見通し【解説:三井住友DSアセットマネジメント・チーフマーケットストラテジスト】
2025年度の増益率なら日経平均42,800円も、各種材料の見極めは必要だが、上昇余地あり
なお、S&P500種株価指数の構成企業について、市場が予想する1株あたり利益(EPS)をみると、2024年は前年比10.1%増、2025年は同14.3%増となっており(12月6日時点、LSEGによる)、弊社予想を踏まえると、日本企業の業績見通しは、米国企業にやや見劣りするように思われます。ただ、利益は着実に積み上がっており(図表2)、過度に悲観する必要はないと考えます。 12月10日時点における日経平均株価の予想EPSと株価収益率(PER)は、それぞれ2,483円76銭、15.85倍でした。仮に2025年度の純利益8.7%増という弊社予想を、そのままEPSの伸びとし、PERは不変とした場合、日経平均は42,800円近くに上昇します。2025年は、次期トランプ政権の政策や、日本の参院選、日米金融政策などの慎重な見極めが必要ですが、日経平均の上昇余地は十分あるとみています。 (2024年12月11日) ※個別銘柄に言及していますが、当該銘柄を推奨するものではありません。 ※当レポートの閲覧にあたっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『日本企業、2024年度と2025年度の業績見通し【解説:三井住友DSアセットマネジメント・チーフマーケットストラテジスト】』)。 市川 雅浩 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 チーフマーケットストラテジスト
市川 雅浩,三井住友DSアセットマネジメント株式会社
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