「前哨戦始まって、両国と聞くだけでドキドキと動悸が激しくなるんです」

前哨戦で高鹿とやり合うTo-y

ーー前哨戦が始まって、キャリアの近い高鹿選手と身を削るような前哨戦を毎試合してきました。そのなかでどういう思いがありますか？ 「最初は楽しむと言って、高鹿さんに2回くらい、“おまえはどこだ？”って、問い掛けてたんですけど、全然気持ちが伝わってこない。左腕を攻められたけど、高鹿さんは変わらず、どうしたらいいか分からないくらい悔しい気持ちでしかなかった。これは問い掛け続けてもムダだなって。そこからは先のことしか考えてないです。今の高鹿さんは前の自分と戦ってるようで、そんなの今の僕からしたら前の自分に負けるわけない。僕はずっと成長してるから。だからこそ今はKO-Dタッグを獲ったその先を考えてます」 ーー前哨戦では高鹿選手との戦いがフィーチャーされてますが、タッグですから、遠藤選手も倒しにいかないといけないですが、その印象は？ 「高鹿さんが変わるのは遠藤さん次第。遠藤さんが高鹿さんにどう接するか。僕はそういう思いになってた時、サウナカミーナのみんなに助けられて今がある。高鹿さんを変えられる存在は今遠藤さんしかいない。それが違う存在なら、高鹿さんは気付いて信じる人を見極める状態だと思う」 ーータッグですから、どっちから獲ってもいいでしょうが、狙うのは高鹿選手になりますか？ 「どうなるか分からないけど、誰が勝って誰が負けるとかは、まったくもって予想つかないけど、キーマンになるのは僕と高鹿さん。それ次第で全部変わる」 ーーMAO選手とのタッグを本格的にやってみてどういう印象ですか？ 「MAOさんは僕が無我夢中で突っ走ってるのを、間違った道に行ったら正してくれるし。MAOさんが僕の後ろに立って、僕の道を決めてくれるし、信頼しかない。前哨戦で6人タッグやっても、心強さを超えてる。MAOさんがいるから、僕は真っすぐ前を見ていけます」 ーーMAO選手は「サポートに徹する」と発言していますが… 「MAOさんとのタッグは、僕にとっては夢のタッグで。まだDDTに入ってない時、一番すごいと思ったのはMAOさん。DDTは全体に面白いけど、MAOさんは独特の面白さで、一番印象に残ってるのはMAOさんだったんです。そのMAOさんと組めるんで、ワクワクしてます」 ーー勝ってベルトを獲れたら、「しゅんまお」を超えるようなタッグになりたいですか？ 「超えるというか、しゅんまおとは全く違うタッグになると思います」 ーー試合順は両国国技館大会のセミファイナルになりました。それに関しては？ 「前哨戦始まって、両国と聞くだけでドキドキと動悸が激しくなるんです。それが自分のなかで、緊張なのか、楽しみでのワクワクなのか、どっちもだと思う。そういうドキドキって、いいドキドキ。試合前にめっちゃ緊張する時ほど、アドレナリンとか出る。だから両国での試合は全力で楽しめると思います」 ーーベルトを獲ったら、2025年どうしていきたいですか？ 「DDTのかっこよくて、面白くて、楽しくて、感動できて。そういういろんなプロレスを僕とMAOさんで見せていけたらいいと思います」 ーー誰と戦いたいとかありますか？ 「まだないですけど、MAOさんが戦ってきた海外に行くのなら、僕も行ってみたいし戦いたい。誰と戦っても、DDTのプロレスをしたいです。でも一番最初に自慢したいのは、勝俣さんです」 ーーベルトを守り続けて、勝俣選手が復帰した時、「うらやましい」なと、思わせるようなチームにしたいですか？ 「欠場してる時から、そう思わせて、“早くプロレスしたい”って、めちゃくちゃ思わせて。復帰した時、爆発しててもらいたい。その時まで、それ以降も、MAOさんとKO-Dタッグを盛り上げたいです！」 〈写真提供：DDTプロレス〉 【大会名】Ultimate Party 2024 【日時】2024年12月28日(土)　 開場12:30　開始14:00 【会場】東京・両国国技館 ▼オープニングマッチ　30分一本勝負 デムース＆イルシオン　vs　夢虹＆須見和馬 ▼第二試合　30分一本勝負 石川修司＆松永智充＆川松真一朗　vs　高梨将弘＆佐藤大地＆石田有輝 ▼第三試合　スペシャルタッグマッチ～O-MENZ 隈取デビュー戦　30分一本勝負 平田一喜＆隈取　vs　大石真翔＆彰人 ▼第四試合　TJPWvsDDT全面対抗6人タッグマッチ　30分一本勝負 辰巳リカ＆ハイパーミサヲ＆原宿ぽむ　vs　大鷲透＆スーパー・ササダンゴ・マシン＆アントーニオ本多 ▼第五試合　スペシャル6人タッグマッチ～桜庭大翔デビュー戦　30分一本勝負 KANON＆MJポー＆桜庭大翔　vs　HARASHIMA＆飯野雄貴＆高尾蒼馬 ▼第六試合　スペシャルシングルマッチ　30分一本勝負 秋山準　vs　納谷幸男 ▼第七試合　スペシャルタッグマッチ　30分一本勝負 青木真也＆中村圭吾　vs　拳王＆大和田侑 ▼第八試合　DDT EXTREME選手権“非公認”試合～心の声で殴り合うドラマティックファイト　30分一本勝負 ＜王者＞男色ディーノ with 稲田徹　vs　グレート-O-カーン＜支配者＞ with 熊谷健太郎 ※本試合でのEXTREME王座の移動・防衛は認定されません。 ▼第九試合　スペシャルシングルマッチ　30分一本勝負 上野勇希　vs　正田壮史 ▼セミファイナル　第85代KO-Dタッグ王座決定戦　60分一本勝負 MAO＆To-y　vs　遠藤哲哉＆高鹿佑也 ▼メインイベント　KO-D無差別級選手権試合　60分一本勝負 ＜王者＞クリス・ブルックス　vs　佐々木大輔＜挑戦者＞ ※第84代王者の初防衛戦。