カンセロも放出でシティは売却の夏に 移籍金収入は約265億円に到達
獲得はサビ―ニョとギュンドアンのみ
マンチェスター・シティに所属するジョアン・カンセロのアル・ヒラル移籍が発表された。2027年までの3年契約で、移籍金は最大で2500万ユーロ、日本円にして約40億円になると移籍市場に精通しているファブリツィオ・ロマーノ氏が伝えている。 トップチームではフリアン・アルバレス、セルヒオ・ゴメスに続く3人目の完全移籍での放出となっており、今夏のシティは順調に移籍金収入を増やしている。 フリアン・アルバレス→アトレティコ・マドリード(7500万ユーロ) ジョアン・カンセロ→アル・ヒラル(2500万ユーロ) テイラー・ハーウッド・ベリス→サウサンプトン(2300万ユーロ) リアム・デラップ→イプスウィッチ(1785万ユーロ) セルヒオ・ゴメス→レアル・ソシエダ(900万ユーロ) トミー・ドイル→ウルブズ(500万ユーロ) マイカ・ハミルトン→ミドルズブラ(410万ユーロ) ヤン・コウト→ドルトムント(ローン手数料 : 400万ユーロ) アレックス・ロバートソン→カーディフ(115万ユーロ) ケイン・テイラー→アストン・ヴィラ(88万ユーロ) ルイス・フィオリーニ(35万ユーロ) データサイト『Transfermarkt』で確認したところ、今夏移籍金が発生した放出は11件で、移籍金収入の総額は約1億6500万ユーロ、日本円にすると約265億円となる。ここには付随するオプションやヤン・コウトのように買い取り義務が発生する際の移籍金は含まれていない。 売却で多額の収入を得ている一方で、獲得はここまでサビ―ニョとイルカイ・ギュンドアンの2人のみ。サビ―ニョは総額4000万ユーロの移籍金がかかったが、ギュンドアンはフリーでチームに加入しており、収支はかなりプラスといえる。 完全移籍での放出の可能性は低いが、マテウス・ヌネスとイッサ・カボレがシティを離れるといった報道もあり、移籍金収入がさらに増える可能性はある。 獲得でいえばストライカーのバックアッパーを探しており、候補はセルティックの古橋亨梧、コペンハーゲンのオリ・オスカルソン、ブライトンのエヴァン・ファーガソンの3人。今夏にここまでの移籍金収入を得ているのであれば、誰でも獲得できそうだが、現時点で獲得に踏み切っていないということは別のところに理由があるのかもしれない。
構成/ザ・ワールド編集部