ゼレンスキー氏、決断と行動訴え 「米大統領選待つな」
【ワシントン、キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は9日、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に参加するため訪れたワシントンで講演した。ウクライナ侵攻を続けるロシアのプーチン大統領が「(米大統領選がある)11月を待っている」と指摘。大統領選を待たず、ロシアに対抗するための「強い決断と行動」を起こす必要があると訴えた。 米大統領選ではウクライナ支援に消極的なトランプ前大統領が返り咲く可能性がある。ゼレンスキー氏はトランプ氏と会談したことはあるが「よく知らない」と語った上で、トランプ氏が勝利した場合は「NATOを脱退しないことを望む」と述べた。