F1譲りの安全装置を装備したラグジュアリーブランド 「メルセデスAMG ピュアスピード」がワールドプレミア
ルーフやフロントウインドーがない斬新なスタイリングが特徴
メルセデス・ベンツは2024年12月8日、新ラグジュアリーブランド「ミトス(Mythos)」シリーズの第1弾として、メルセデスAMG「ピュアスピード(Mercedes-AMG PureSpeed)」をF1アブダビGPで世界初公開したことを発表した。 【写真はこちら】トランクリッドとリアディフューザーもルーフがないことを考慮してデザイン(全24枚) 今回、F1アブダビGPでワールドプレミアとなったメルセデスAMG「ピュアスピード(Mercedes-AMG PureSpeed)」、どこかで見たことがあるという方もいらっしゃるだろう。 すでに同車のコンセプトモデルが2024年5月のF1モナコGPで発表されており、ようやく正式に発表された形となる。 メルセデスAMG ピュアスピードは完全オープンの2人乗りハイパフォーマンスカーで、ルーフやフロントウインドーがない斬新なスタイリングが特徴だ。 そのデザインはメルセデスAMGのハイパーカーである「ワン(ONE)」にインスパイアされており、低いシルエット、長いボンネット、特徴的なシャークノーズ(鮫の鼻)などが反映されている。 また、エアロダイナミクスに基づきデザインされたボンネットは、ドライバーと乗員が乱気流により困らないようにするために、前面と側面には小さな透明のディフレクターを備えている。また、トランクリッドとリアディフューザーもルーフがないことを考慮してデザインしている。 鍛造の21インチアルミホイールにもエアロダイナミクスが考慮され、ホイールのディスク面内側にはカーボンファイバーのカバーが装着されている。 とくにリアホイールのカバーはかなりの部分を占めており、その分、空気抵抗が少なくなっている。フロントホイールのカバーはリアよりも面積は小さめで、空気の流れとブレーキの冷却性が考慮されている。 ちなみにフロントホイールは9.5J×21インチのリムに275/35R21サイズのタイヤが装着され、リアには11.0J×21インチのリムに305/30R21サイズのタイヤが装着されている。