【詳報】不倫相手の女性とは 夫婦関係は…妻の実家への借金返済は アリバイ工作とされる原稿作成は 元長野県議の妻殺害事件の裁判 被告人質問(2)
■裁判長から原稿について質問
裁判長からも原稿について質問がありました。 裁判長: 「29日の早朝、質問原稿は未完成でしたか?」 被告: 「そうです。はっきりと覚えていないが、今の時点で原稿が完成してないので、未完成です」 裁判長: 「29日の朝、やるつもりだったということですか?」 被告: 「控え室でやるつもりだったと思います」
■検察は一般道で塩尻に戻ったと…
また、検察が事件当時、一般道で塩尻に戻ったと指摘する点について被告は、それまでも「20回から30回は一般道で戻ったことがある」と述べました。 裁判長: 「下道で自宅まで帰る理由は何ですか?」 被告: 「その時の気分が主です」
■夫婦関係、不倫相手について
夫婦関係や不倫相手についても聞かれ… 検察: 「不倫当時、周りに知られたらと考えたことはありますか?」 被告: 「国会議員でない限り全国的スクープにならないと思いました」 検察: 「というのはどういうことですか?」 被告: 「ばれるのレベルによると思いますが、大騒ぎにはならないと思いました」 検察: 「離婚すれば議員に影響あるとは思いましたか?」 被告: 「思っていないです。離婚を考えたことがないので」 検察: 「離婚を考えたことがないのはなぜですか?」 被告: 「離婚を考えるほどのものはなかったですね」 検察: 「不倫相手Aさんとの関係について、希美さんのお父さんに、Aと別れると嘘をついていたことに対してどう思っていましたか?」 被告: 「特に問題にならなければいいのかなと思いました」 検察: 「後ろめたい気持ちはなかったですか?」 被告: 「特になかったです」
■裁判長から質問 女性関係、借金
裁判長からは、証拠として提出された平成28年頃までに希美さんが残したとされる覚え書きについての質問も… 裁判長: 「平成27年8月27日の文を読むと、『(被告の)借金に携わる態度がだらしない』という趣旨の内容がありますが、思い当たることはありますか?」 被告: 「あると思います」 裁判長: 「『大輔君より長生きできるつもりだったが、大きな勘違いだった』とあるが、それについて思い当たることはありますか?」 被告: 「全くないです」 裁判長: 「H27年、28年の覚え書きを見ると希美さんは、思い詰められているように感じるが、二人の関係に緊張感があったのではないですか?」 被告: 「女性関係についてはそうでした。金銭関係に関しては苦にしてないと思いました。大もめだったとは思わなかったです」 被告人質問は11月20日で終了しました。 11月26日、遺族の意見陳述と論告求刑が行われます。
長野放送
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