【詳報】不倫相手の女性とは 夫婦関係は…妻の実家への借金返済は アリバイ工作とされる原稿作成は 元長野県議の妻殺害事件の裁判 被告人質問(2)
■事件前夜の行動について
続いて、事件前夜の質問です。 検察は、議員会館の自室でパソコンを使って原稿を作成していたようにアリバイ工作をしていたと主張しています。 一方、弁護側は「構想がまとまり、就寝した」としています。 丸山被告は11月19日の質問では「どのような準備をしたか覚えていない。何時に寝たかもわからない」と述べました。 11月20日の質問では… 検察: 「(事件前夜に)二次会を中座したのはなぜですか?」 被告: 「切迫した理由はなく、翌日もあるし帰りたいと思ったからです。議員会館で行われていたこともあり、そうできたと思います」 検察: 「(原稿は)何%完成している記憶していますか?」 被告: 「記憶にはないですが、裁判でものを見て言えることしかできませんが、8、9割できていると思います」 検察: 「後の1、2割を完成させる時間はどのくらいですか?」 被告: 「30分もあればできると思います。」 検察: 「もし今加えるなら、どこに何をつけますか?」 被告: 「答弁をもらった箇所にリアクション、自分の言いたいことを書くと思います。出来レースにならないように、作り込むこともあります」
■供述が曖昧なところも
捜査では、パソコンを起動させUSBを挿入してから7時間半にわたり操作していなかったことが判明しています。 しかし、逮捕前、被告は「パソコンで加筆した」「1時間やった」と供述していました。 検察: 「9月28日(事件前夜)の行動がどう調書に書かれていると記憶していますか?」 被告: 「ですんで、事件後部屋で質問をやっていたと話した覚えがあると話しました。パソコンで入力したのかと聞かれ、たぶんそうじゃないかと返しました」 検察: 「調書の記憶はありますか?」 被告: 「あります」 検察: 「どのように記憶していますか?」 被告: 「私がペラペラしゃべっていることが、そんなところです」 検察: 「調書に書かれた『パソコンで加筆した』『語尾を加筆した』など覚えはありますか?」 被告: 「はい」 検察: 「話したのですか?」 被告: 「そうした話をした中でそうであったと思います」 検察: 「『1時間やった』とあるが、これは話しましたか」 被告: 「言っていないです。そうかと聞かれてはいと答えたとおもいます。」 検察: 「覚えていないといえばよかったのではないですか?」 被告: 「そう言ったと思いますがそうなりました」 弁護人から追加質問も… 弁護人: 「質問の原稿が完成していないというのは間違いないですか?」 被告: 「間違いないです」 弁護人: 「当日の朝、作業することは通常ありますか?」 被告: 「当日、作業はします」 弁護人: 「終わっていようがいまいが、作業はしますか?」 被告: 「そうですね」
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