店主の岩川ノリコさん

　手作り菓子や海外のスナックフードを販売するテイクアウト専門のスイーツ店「Sweet candys N.Y （スイーツ・キャンディーズ・エヌワイ）」（愛荘町石橋）がオープンして、11月15日で1カ月がたった。（彦根経済新聞） 【写真】店舗外観。自宅の倉庫を改装して作った店舗＝Sweet candy N.Y 　店主は、ペルー出身で日系3世の岩川ノリコ（ノリコ・カロリナ・イワカワ・ウォング）さん。長年、飲食店で働いていた経験を持ち、2019年に愛荘町に移住してきた。コロナ禍になり、子育てで家にいる時間が増えたことで、好きなことを仕事にしたいと店を持つことを考え始めたという。菓子作りが好きな岩川さんは、スイーツ店のオープンを目指しイベント出店などを重ねながら店を構える準備を始め、オープンにこぎ着けた。 　店は自宅の倉庫を改修して造った。購入した商品は、店先にあるベンチに座って食べることもできる。店内にはクッキーやカラフルなマカロン、しっとりとしたブラウニーなど手作りの甘い菓子のほか、ピザやドーナツなどのスナックフードのほか、具入りのパン「エンパナーダ」やペルーなどの屋台に並ぶ「サルチパパ」などのペルー料理も時折並べる。 　岩川さんは「地域の子どもたちにも気軽に立ち寄ってもらえるよう、価格を150円～500円に抑えた」と話す。最近は子どもだけではなく、幅広い世代の来店も増えてきたという。 　「今はまだ倉庫を使った小さな店だが、これから店の大きさも広げたい。手作りのスイーツ以外にも、サンドイッチや外国の雑貨、駄菓子などを並べ、たくさんの人に来てもらえるような店にしていきたい」と意気込みを見せる。 　「ずっとイベント出店や注文での販売だったが、店ができたので、ぜひ遊びに来てもらえれば」と来店を呼びかける。 　営業時間は10時～17時30分。日曜・月曜定休。