「仕事はできるけれど部屋は散らかっている」人に多い、意外な口ぐせ
仕事ができるが「実は部屋が散らかり放題になっている」人はかなりいる。 特に年末年始の多忙な時期には、大掃除どころか家のことはすべて後回し。気づけばソファの上も床もモノで埋め尽くされ、ゴミ屋敷・モノ屋敷寸前…なんてことも珍しくない。 自分より仕事や周囲の人を優先してしまい、家に帰ってきたときはライフがゼロ。ヘトヘトで疲れ切って、玄関やソファに倒れ込んで動けなくなってしまう。心当たりのある人は、一人や二人ではないだろう。 「どうして部屋が片づけられないのか」 実は、このような悩みを抱えている人には、ある共通点が。 そして、忙しさのあまり自分のことを後回しにしてしまう人たちが口にする言葉、口ぐせも…。無意識に口にしている人は、注意が必要かもしれない。 登録者数16万人の人気YouTube「イーブイ片付けチャンネル」の運営者であり、書籍『1万軒以上片づけたプロが伝えたい 捨てるコツ』の著者・二見文直氏に、仕事ができるけれど部屋が散らかり放題になってしまう人の特徴と、そういう人たちが「片づけの一歩」を踏み出すためのヒントを聞いてみた。(構成/ダイヤモンド社・和田史子) 【この記事の画像を見る】 ● 自分のことは後回し。気づけば部屋はゴミ屋敷、モノ屋敷に… 看護師、介護職、教員の方など、人の命や人生に関わる使命感の強い仕事に従事している人は、自己犠牲の気持ちが強くなる傾向があります。 子育てや親御さんの介護に日々追われている方も同じです。 このような人たちに共通するのは、自分以外の誰かのために献身的に働いているという点。 こういった人ほど、自分の生活は後回しにして、ゴミ屋敷やモノ屋敷になっているケースが少なくありません。 みなさん、心優しく責任感の強い人たちです。 だから、夜遅く帰ってきて掃除機をかけたりゴミ出しするのも、「ご近所迷惑になるから」と遠慮しているうちに、ゴミ袋がたまってしまったり、部屋が散らかったりしてしまうのです。 そういう人は周囲を頼ることが得意ではないので、最終的に自分ひとりではどうしようもなくなって、僕たちに助けを求めてこられます。 自己犠牲の気持ちが強い人は、どんなに仕事がきつくて残業が多くても、「自分が我慢すればいいんだ」と思ってしまいがちです。決してワガママは言いませんし、言い争いなどもしません。 僕たちのようなプロに助けを求めることなく、いつでも自分のことを後回しにしてしまう、心優しく責任感の強い人たちが、ご自身の部屋の片づけができるようになるには、どうすればいいのでしょうか?