ジャパンディスプレイ、台湾企業と提携 次世代有機ELを共同展開へ
ジャパンディスプレイ(JDI)は12月3日、台湾の大手ディスプレーメーカーInnolux(群創光電)および、同社グループのシンガポール企業CarUX Technologyと、次世代有機EL技術「eLEAP」に関する戦略提携契約を締結したと発表した。
ジャパンディスプレイ(JDI)は12月3日、台湾の大手ディスプレーメーカーInnolux(イノラックス、群創光電)および、同社グループのシンガポール企業CarUX Technologyと、次世代有機EL技術「eLEAP」に関する戦略提携契約を締結したと発表した。 eLEAPは世界初のマスクレス蒸着とフォトリソを組み合わせて画素を形成する有機EL技術で、ジャパンディスプレイが開発。従来の有機ELと比較して2倍の輝度、3倍の寿命を実現し、低コストで高精細な画素形成を実現するという。 提携の第1弾として、同日発表したJDIの新製品「32型高性能車載用eLEAPディスプレー」の市場開拓を、JDIとCarUXが共同で実施する方針だ。 Innoluxは台湾証券取引所上場企業で、2023年の連結売上高は2117億台湾ドル(約9730億円)。台湾に14のTFT液晶工場、中国に複数の組立工場をもつ。CarUX TechnologyはInnoluxの子会社で、車載用ディスプレーなどを手がけている。 文● @sumire_kon