「まさかのことを考えるのが安全保障」小池都知事会見8月5日(本文2完)
医療現場の現状をどう受け止めているのか
TBSテレビ:TBSテレビの佐藤と申します。コロナについて1点ご質問させてください。われわれの取材で、医療機関で今、発熱外来ですとか救急が、数が多くて、ちょっと数を制限してるというような認識をしています。取材した医師は見えない災害が起きているようだともおっしゃってました。今、医療現場がこのような状況になっていることについて知事の受け止めと、これ以上、都としてできることがあるのかどうか、ちょっとお聞かせください。 小池:発熱外来の負担を軽減しようということで、つい、8月の3日からですけれども、陽性者登録センターを設置したのはご承知のとおりであります。これはまず20代で、かつ症状が軽く重症化のリスクのない方を対象にしておりまして、きのうの段階でも1300人かな、が登録をしておられる。ネットでの登録ということですので、こちら、センターとしてもしっかりと受け止め、そして必要な対策を講じるというシステムになっております。 オンラインでのセンター登録ですので発生届、センターによる発生届を出したり、またそれが、うちさぽですね、自宅療養の方々の健康観察などに直接またつながって、ひも付いてまいりますので、現場の方々は本当にご苦労をお掛けしておりますし、かつ医療現場でのクラスターっていうか、医療現場での感染の広がりなどが、病床数の確保もさることながら、稼働率のところにもつながってくる話なので、それらも勘案しまして、まず発熱外来を負担軽減するということと、それから、そのあと医療提供体制の確保のために、例えば良くなった方が、軽減された方を転院するシステムであるとか、救急でも受け入れの場合の酸素ステーションの有効活用などですね。実際にお熱がある方などなど、入院を希望される方も多いわけですけれども、いろいろな症状の分析をした上で酸素ステーションのほうに入っていただくなどで、病床全体としての効率化、そして医療提供をされる現場の負担軽減ということなど、総合的に調整をして、これからも進めてまいるということであります。 TBSテレビ:ありがとうございます。