「ただの料理好きと思われたくない」 速水もこみちさんの食への思い
テレビ番組やYouTubeでの料理姿が知られる俳優・速水もこみちさんは、カメラの外でも食への探求を続ける。ただの料理好きと思われたくない――。その原点は、どこにあるのか。 【写真】オリジナル料理をつくっている速水もこみちさん 僕は毎日、食のことで頭がいっぱいなんです。朝起きた時から「今日は何食べよう」って考えてる。 料理に目覚めたのは、小学生のときです。テレビ番組「料理の鉄人」を見て、かっこいいなと憧れました。レシピもないなか独学でカルボナーラを作り、「どうしたらおいしく作れるか」を夏休みの自由研究で提出したんですよ。 食にまつわる資格をたくさん取ってきました。勉強した内容をまとめた事典のようなものを自作し、日々見返しています。ただの料理好きと思われたくないんです。 もちろん、知識がなくてもおいしく食べられますが、知ると口に運んだときの捉え方、味わい方が変わってくると思うんです。(聞き手・田中瞳子) はやみ・もこみち 1984年生まれ、東京都出身。俳優として活躍する一方、朝の情報番組「ZIP!」(日テレ系)の料理コーナー「MOCO’Sキッチン」を8年間担当。2013年にはレシピ集「MOCO’Sキッチン」が、料理本のアカデミー賞とも言われる「グルマン世界料理本大賞」の日本の料理部門でグランプリに輝いた。「速水もこみちの食材探求ロードムービー 『頂!キッチン Season4 in韓国』」(ABCテレビ)をTVerとABEMAで見逃し配信中。
朝日新聞社