2024年年末、刷新と消滅の星・冥王星が、ついに「風」の星座の水瓶座へ。2020年から続く時代の転換期も最終段階に!【鏡リュウジ・水晶玉子】
本誌でも大人気連載中の西洋占星術研究家・鏡リュウジさんと、西洋・東洋の枠を超えて未来を読む”当たりすぎる!“占術研究家・水晶玉子さん。旧知の仲のお二人に、2024~2025年に向かう次なる運気の流れと、星々が生み出す気になる現象について伺いました。対談前編のキーワードは「30年前の自分」と「冥王星水瓶座時代の到来」です。お二人が紡ぐ未来へのメッセージを受け取って!
土星が自分の星座に巡ると「歯」が痛くなる!?
水晶玉子(以下、水晶) もう2024年も終わりますね。鏡さんは魚座(太陽星座)なので試練の星・土星が巡ってきている最中ですが(2023年3月7日~)、今年、「これは土星的!」と思うような出来事はありましたか? 鏡リュウジ(以下、鏡) 土星は30年ほどで12星座を一周し、「歯」を象徴する星なのですが、実は30年ぶりに歯の神経を抜きました(笑)。1~2ヵ月間隔で歯のケアをしていたのに、このタイミングで急に症状が出たんです。「歯の神経を抜くのは30年ぶり」と告げられて、「土星が一周したタイミングだ!」と(笑)。 水晶 それは確かに”試練“ですね(笑)。 鏡 これはジョークみたいな土星的エピソードですが、同時に、自分自身や身の回りのことなど、「いろいろなことが咀嚼できていない」ともいえるのかなと。 水晶 なるほど。確かに土星が自分の星座に入っている約2年半は、向き合うべき現実や、リアルに変わらなくてはいけないことが表面化する気がしますから。それを“咀嚼”しなければならない時期かも。 鏡 土星のテーマは「リアリティと向き合うこと」。「いいこと」と「悪いこと」がダブルで訪れて、それらと真正面から立ち向かい、乗り越えなくてはいけなくなる。 水晶 土星は「試練の年」のほか、「制限の年」「宿命の年」とも言われて悪いイメージが強いけど、土星が自分の星座に滞在する間に思わぬ活躍をし、いい仕事をする人も多いです。それは土星滞在中に大変なことと向き合い、頑張って乗り越えたことで得られるチャンスだったりもします。 鏡 土星は現実的な星なので、物事が分かりやすく形になりすいですからね。 水晶 鏡さんの歯も、ここでちゃんと治療できてよかったんだと思いますよ(笑)。