菊花展お城の秋彩る 長野県松本市の松本城公園に400点並ぶ
国宝松本城菊花展が27日、長野県松本市の松本城公園で始まった。菊の愛好家でつくる松菊会が主管し、会員や市内の小中学生らが育てた約400点を並べた。会期は11月11日まで。まつもと市民祭が開かれる11月3日前後に見頃を迎える見込みだ。 大菊から小菊まで色や形が異なるさまざまな菊を用いて、十二花壇や福助花壇、ダルマ花壇、盆栽、懸崖作りなどに仕立てている。槍ケ岳や梓川、色づくナナカマドに見立てた総合花壇もあり、外国人観光客がしきりとシャッターを切っていた。 菊花展は今年で64回を数えるという。松菊会の横山金生会長(76)は「菊は一年勝負で作り上げるところが苦しくも楽しい。出品者は皆、時間と手間をかけている」と話していた。午前8時半~午後5時で入場無料。
市民タイムス