【専門家・体験談】発達障害とは? 知っておきたい特徴や関わり方のコツ
発達障害の子どもへの関わり方
発達障害のお子さまをお持ちの保護者のかたは、どこに相談して治療を受けるか迷ったり、お子さまへの対応に苦労したりするなど、大変なことも多いでしょう。 ほかの保護者のかたの体験談もご紹介しながら、お子さまとの関わり方のコツをお伝えします。 お子さまも保護者のかたも楽になれるよう、ご家庭にあった方法をぜひお試しください。 【正しい知識で発達障害を理解する】 まずは発達障害についての知識を増やすことが、お子さまを理解する第一歩です。 日々研究も進んでいます。なるべく新しい情報や効果的な対応方法などを調べてみてくださいね。 情報源は、発達障害を診断している病院や当事者会のサイト、医師が書いた書籍など、信頼できるものを参考にするのがオススメです。 千葉県 小1保護者 み 地域の発達障害・知的障害の子どもを持つ母の会に入りました。 子どもや学校の先生との関わり方や放課後等デイサービスの情報、発達障害に特化した塾の情報などを皆さんからもらえるので本当に助かっています。
【いいところを見つけてほめる】 いいところを見つけてほめることも、有効な場合があります。 ほめることで、「次もがんばろう」「もっとやってみたい」という気持ちが湧いて、「自分はできる」という自尊感情につながっていきます。 愛知県 小4保護者 いの 「うまくできたよ!」と見せに来てくれたものは、手を止めてしっかり話を聞くことにしています。 ほかにも「ここがすごい!」「これは真似できない!」「こんなアイデアが出てくるなんてすごい!」など、できるだけ細かくほめることを心がけています。
【適切なサポートを受ける】 お子さまのサポートの伴走者や応援団ができれば、本人の困難を減らしたり、保護者のかたのストレスを軽減できます。 発達障害のお子さまをサポートする機関として、各都道府県に設置されている発達障害者支援センターがあります。 そのほか、お住まいの地域の保健センターの教育相談、発達相談窓口などでも、発達障害の本人やその家族、関係者からの相談に応じたり、医療機関を紹介したりしています。 就学後の場合は、スクールカウンセラーに地域で活用できる療育等の機関を紹介してもらうのも良いでしょう。 北海道 小2保護者 ふー デイサービスを利用しています。専門家のサポートは、何より本人にとって安心感につながり、社会との交流もできるので、通って本当に良かったです。本人もとても楽しいようで、のびのび通えています。 【子どもと離れる時間も大切!】 毎日お子さまと向き合い続けるのも、なかなか大変なこと。 保護者のかたが自分ひとりの時間を持ちリフレッシュすることが、お子さまにゆとりを持って接するのに役立つことがあります。 福岡県 小5保護者 さお イライラしてしまい、気持ちが収まらない時は、子どもから距離をおいて1人になる時間をもらったり友達に話を聞いてもらったりしています。 誰かに聞いてもらうだけで落ち着いてがんばれる気がします。