小池都知事が記者会見7月17日(全文1)新規陽性者は過去最多の293名に
東京都の小池百合子知事は17日、都庁で定例記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「東京都・小池知事「都の新規陽性者293人 過去最多」(2020年7月17日)」に対応しております。 【動画】東京都・小池知事「都の新規陽性者293人 過去最多」 ◇ ◇
現時点で1日6500件の検査能力
読売新聞:お願いします。 小池:それでは7月17日、本日の記者会見、今日は臨時会が開かれました関係でこの時間になりました。それでは始めさせていただきます。まず冒頭は新型コロナウイルス感染症対策でございます。本日の都内の新規陽性者数でございますが、先ほどもお伝えいたしましたように、293名。きのうが286人でございましたので、過去最多人数となったわけでございます。 そして先日モニタリング会議を1日前倒しで行いました。そしてその際に専門家の皆さま方から感染状況に関しては4段階目の最高レベル、はい、こちら。最高レベルで赤となっております。それから医療提供体制、2つ柱があって、感染と医療提供体制。2つ目の医療提供体制については、4段階のうちのオレンジ色、3段階目ですね。上から2番目。3段階目に当たると分析の結果をいただいたわけでございます。 そして皆さま方にはこのように感染拡大警報ということで、あらためて都民のお1人お1人、そして事業者の皆さま方にご協力を、最大限の警戒をお願いしたところでございます。都といたしまして、今、これまでもずっと積極的な検査の拡大を行うことによって、特にこのリスクといいましょうか、ある一定の部分の皆さま方にできるだけ多く検査を受けていただくなどいたしまして、感染防止の抑制のために現在、目標ですね、1日当たり1万件の検査処理能力を目指しておりまして、現時点では1日6500件の検査能力を有しております。
都民、事業者の協力が不可欠
それから患者の受け入れ体制につきましても、レベル2に上げて2700床の確保を要請いたしているところでございます。それぞれの医療機関において、この件については調整をお進めいただいているところでございます。 併せまして無症状、そして軽症の方、大変多いわけでございますが、そちらの宿泊療養施設ですが、きのうと来週、2つ開設をすることになっておりまして、さらに加えまして20日の月曜日、来週月曜日には保健所のサポートのための支援拠点を健康安全研究センター、健安研と呼んでおりますけれども、そちらに設置をいたします。そしていち早くいわゆる夜の街対策に取り組んでおられます新宿区の支援を行うということでございます。これ以上の感染拡大を防止していく、そのためにもよりいっそうのスピード感を持って対策を講じてまいります。 また、本日夕刻でございますが西村大臣、そして1都3県、つまり埼玉、千葉、神奈川、それぞれの知事の皆さんとテレビ会議を実施いたしまして、それぞれ直近の感染状況に対しましての認識の共有、情報の共有を行い、また実施すべき対策について意見交換を行う予定といたしております。この1都3県ですけれども、言うまでもなく日々多くの方々が往来をしております。そして社会的にも経済的にも一体となる地域でございます。よって国、3県と連携して対策を進めていくということであります。 感染拡大を防いでいくためには、あらためて申し上げますが、都民の皆さま、事業者の皆さま方のご協力が不可欠でございます。繰り返し、再三再四申し上げておりますけれども、ぜひ皆さま方のご協力をよろしくお願いを申し上げます。そして、都民の皆さまには都や業界団体のガイドラインによる対策が徹底されていないお店のご利用はお控えいただきたい、避けていただきたいということでございまして、感染防止対策を実施しておられるお店の目印としてこちら、感染防止徹底宣言ステッカー、こちらをダウンロードしていただいて、お店、店頭に張り出していただく。このお店を利用される方も、その店舗で実施している感染防止対策、例えば手指消毒、手や指の消毒。それから利用者同士の距離の確保。大声での会話を避けるなど、ご協力をいただきたい。つまりお店と利用者のほうが協力して楽しい時間を過ごしていただきたいということで、ここに尽きます。