Go To東京除外「昨日突然……」 小池知事「国の責任で都民に説明を」
東京都の小池百合子知事は17日、記者会見し、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い打撃を受けた観光業界を支援する政府の「Go Toトラベル」事業から当面の間、都を発着する旅行、東京都居住者の旅行が支援対象から除外されたことについて「昨日突然ではありましたが、(午後)5時台にご連絡をいただいて、その時は『(都が除外される)そういうことだ』というご連絡をいただいた」として詳細は聞いていないことを明らかにした。 【動画】小池知事、都の感染者293人「過去最多」世代間の広がり懸念
小池知事は17日夕、首都圏の一都三県の知事と西村経済再生担当相とテレビ会議をして状況共有をする予定。「今回(のキャンペーンは)国の責任においてやるということでありますので、説明を都民にお伝えいただければと。もちろん都として今の『感染拡大警報』で、都民のみなさまには極力、この状況をご理解いただいてご協力いただくお願いをしているところ」と語った。 またGo Toキャンペーンについては「(都民には)『あれをしない、これをしない』ということばかり申し上げておりますけれども、今はお守りいただいて、快く都外に出られるような状況を共につくれるように改めて都民、事業者へのお願いとさせていただいた」とした。 「Go Toキャンペーン」は、外出自粛や休業要請によって冷え込んだ観光や飲食などの消費を促そうと政府が実施を決めた事業。総事業費は1兆6794億円で、そのうち1兆3500億円が充てられたのが旅行費の半額相当分を政府が補助する「Go To Travel(トラベル)」だ。当初は8月上旬に開始予定だったが、観光業界からの意見などを受け7月22日に開始日を前倒しした経緯がある。キャンペーンには他にも「Go To Eat」「Go To Event(イベント)」などがある。