イスラエル首相、汚職巡る裁判で初証言 週3回出廷へ
Maayan Lubell [テルアビブ 10日 ロイター] - イスラエルのネタニヤフ首相は10日、自身の汚職を巡る裁判で初めて証言した。 ネタニヤフ氏は収賄、詐欺、背任の罪で2019年に現職の首相として初めて起訴されたが、イスラエルがパレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスとの戦闘を続ける中、これまで出廷の延期を認められてきた。 だが、裁判所は今月5日、証言を開始するようネタニヤフ氏に命令。同氏は戦争が続く中、週3回、裁判所で証言台に立つことになる。 ネタニヤフ氏は富豪から贈答品を受け取ったり、メディア幹部に便宜を図る見返りに自分に好意的な報道をするよう求めたりしたとして起訴された。同氏は不正行為を一切否定し、魔女狩りだと反論している。 10日の証言では「私は8年間、真実を語るこの瞬間を待ち望んでいた。だが、私は首相でもあり、7正面戦争を率いている。この2つを並行して進められると考えている」と述べた。