メイヌー、ラミン・ヤマルらEURO2024に嵐を巻き起こす次世代の神童たち
EURO2024開幕まであともう数日。ヨーロッパ全土のファンや選手たちが、間違いなくスリリングになる大会を前に、興奮して大騒ぎだ。いつもどおり、この熱狂を呼ぶ最大の理由のひとつは、最高の舞台に立って名をあげようとする若い選手たちへの期待である。 UEFA EURO2024(ユーロ2024)はいつ?日程・組み合わせ・対戦カード・開催地 この夏、多くの天才たちが舞台に上がり、その中には、これから数週間、優勝を争うだろうチームの主力としてプレーする選手もいる。だが、6月14日の開幕を前に、注目すべき、知っておくべき選手は誰なのか。 以下に、この夏EUROで注目すべき10代のトップ選手たち(2005年以降生まれ)を紹介しよう。
アルダ・ギュレル(トルコ)
2022年、フェネルバフチェのトップチームで活躍し、「トルコのメッシ」と呼ばれるアルダ・ギュレルは、いずれ国を背負って戦うに違いない。だが今は、この19歳の選手にとって、EUROはトップレベルの国際サッカーを経験する貴重なチャンスとなるだろう。 ギュレルは昨年の夏、フェネルバフチェを去ってレアル・マドリーと契約した。当初の契約金は2,000万ユーロ(約33億円)相当で、ロス・ブランコスは宿敵バルセロナに競り勝ち、このFWと契約したのである。だが、10代のギュレルはケガのためリーグ戦デビューが大いに遅れ、トップチームでプレーしたのはわずか12試合だけだった。 メスト・エジルを彷彿とさせる、自信に満ちた司令塔タイプのギュレルは、シーズンが終わる前にサンティアゴ・ベルナベウに名を残すことができ、リーグ戦で出場した最後の7試合で6得点を記録した。来シーズンは大いにカルロ・アンチェロッティ監督の役に立つだろう。
セミ・クルチソイ(トルコ)
セミ・クルチソイは、今シーズン、トルコのEUROメンバーに呼ばれても当然だと思わせるようなパフォーマンスをして、最終的に大会前に初めて代表に呼ばれたのだった。 18歳のクルチソイはトルコのスュペル・リグで大躍進したスターのひとりで、年が明ける頃トップチームに昇格したベシクタシュで11得点を挙げた。その好調さが買われ、EURO前のイタリアとの親善試合で初めて国際試合に出場したのであった。 前線のどこでもプレーできるクルチソイの代理人は、マンチェスター・シティ、アーセナル、バイエルンといったチームから話が来ていると言っており、この夏ドイツでチャンスをつかめれば、彼の価値は上がる一方だろう。