【Jアウォーズ】神戸武藤嘉紀が初MVP 13得点7アシストで連覇に貢献 選手監督投票で最多票
<Jリーグアウォーズ>◇10日◇横浜アリーナ Jリーグアウォーズ(年間表彰式)が10日、横浜アリーナで行われ、ヴィッセル神戸のFW武藤嘉紀(32)が最優秀選手(MVP)に選出された。 【写真】笑顔でレッドカーペットを歩く神戸武藤 13得点7アシストでリーグ連覇の立役者となり、選手、監督からの投票で最も多くの支持を集めた武藤は「J1のMVPという歴史と名誉ある賞をいただき、心よりうれしく思います。このMVPは家族にささげたい。さらに成長できるように慢心せず日々努力し、これからもまい進していきたい」とスピーチした。 サイドでのアップダウンやドリブル突破のために「しなやかに体を扱うトレーニング」を徹底。シーズン終盤には体重を1・5キロ落として、走りきった。 欧州で身に付けた、足をつっても、数分後に復活できる「特殊能力」も、自身のパフォーマンスを助けた。「交代したら次にいつチャンスが回ってくるかわからないから、足をつっても隠してプレーをしていた。そうしたら復活できるようになった」。 シーズン中は禁酒。「本当にむしゃくしゃした時や、勝った後にオフがあると飲んじゃおうかなとも思うけど、連戦もあってコンディションを落とせなかった。筋肉系のトラブルも絶対に避けたいとなると、そこでの一時の快楽は我慢しなくちゃいけないと思った」。 総スプリント数660はリーグ4位で、総走行距離はチームトップの370・5キロ。「価値を上げていかなきゃいけない」と全てをサッカーにささげて走り続けた背番号11が、誰よりも輝く結果でシーズンを終えた。