自己効力感の低い人がガラリと変わるメモの秘訣…他者からの言葉を自信につなげる4つの方法
「中学のときに先生から褒められた通り、私は人を巻き込むことが得意だ。今日のミーティングでもそのスキルを生かそう」 ・不安や緊張を感じたときに 「自分が進行すると、皆がリラックスして意見を言いやすくなる。中学のときもそうだった。今も同じことができる」 「先生が認めてくれた私のファシリテーション能力を信じて、プロジェクトリーダーとしてその経験を生かそう」 ■「社会人としてのリーダーシップに関する励ましの言葉」を使う
・日常的な自己対話で 「上司が言ってくれたように、私はチームの力を引き出すことができる。自分にはその能力があるんだ」 「リーダーとしての道は簡単ではないけれど、上司が私を信じているように、自分も自分を信じよう。困難があっても乗り越えるための力が自分にはある」 ・困難に直面したときに 「今、チームが苦しい状況にあるけど、これは成長の機会だ。上司が言ってくれた通り、思い切ってチャレンジしてみよう」 「自分がリーダーとしてどれだけ成長しているか、今こそ見せるときだ。上司が応援してくれているから恐れずに進もう」
過去に受けた他者からの肯定的な評価や励ましの言葉によって、自分の能力に対して「自分はできる」と思える信念を再認識して強化できます。また、その言葉を思い出すことで、過去の成功体験を再び認識でき、新たな取り組みや挑戦に対する自信になります。こうして自己効力感は、徐々に向上させることができるのです。
工藤 紀子 :一般社団法人日本セルフエスティーム普及協会 代表理事