ChatGPTでGASスクリプトを出力させ、難しい作業を自動化する手順【AIワークハック】
初めてGASを連携するときの注意点
このとき、初めてGASを連携させる場合は、以下のような画面に変わることがあります。その際は画面の指示に従い、アプリの使用を許可する必要があります。左下の「詳細」をクリックしましょう。 すると、画面の下部にアプリの連携を許可するページへのリンクが表示されます。 ページが切り替わったら、アカウントへのアクセスを許可します。 アクセスを許可したら再度「実行」をクリックしてみましょう。 Googleカレンダーを見て、タスクが深夜の時間帯に配置されていたり、複数のタスクが重なっていたりしたら、ChatGPTに現状を伝えて、スクリプトを修正してもらいます。エラーが表示されて反映されない場合も同様です。
コードを繰り返し修正していく(ChatGPTが)
筆者は、修正されたコードのどこが変わったのか読み取れないので、都度コードのスクリプトを全部消去して、新しく生成されたコードをもう一度貼り付けていました。そして、実際に反映されるかどうか「実行」して確かめていきます。 大まかには以下の手順を繰り返していくことになります。 ChatGPTがコードを出力 出力されたコードをコピーし、GASのスクリプトを上書き 意図した通りにカレンダーに反映されるか確認 エラーが表示されたり、さらにカスタマイズしたい場合はChatGPTに問いかける 上記を繰り返して、以下の機能を追加していきました。 複数のタスクが同じ時間に重ならないように反映 タスクの挿入は勤務時間中(9時~18時)に限定 カレンダーに入っていた予定には重ならないようにする 最終的に、以下のスクリプトに落ち着きました。 このスクリプトで、Googleカレンダーには指定した時間内に、スプレッドシートに入力したタスクが反映されます。優先度の高いタスクから反映されています。 実は、ここに至るまでには、意図通りにスクリプトが動かず、何度もエラー表示を読み込ませるなど、試行錯誤を重ねました。 また、再現性を高めるために、完成したスクリプトを一度のプロンプトで出力できるように試してみたのですが、結局前提条件を付け足し、エラーを修正しながらでないと求めていたスクリプトは生成できませんでした。 とはいえ、ChatGPTに聞いてみることで、スプレッドシートの計算や自動入力などの手軽なものから、Google Workspaceのアプリを連携させる方法まで、様々なGASの活用法を試すことができます。 ChatGPTの使い方に慣れてきたら、少しずつGASの構築にも挑戦してみてはいかがでしょうか。 監修:株式会社スタイル・エッジ 佐藤雅宣
重田信