広島・大瀬良大地は2年総額5億円で再契約 開幕投手は「邪魔なオッサンが一人ぐらいいてもいい」
広島・大瀬良大地投手(33)は3日、広島市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2000万円増の年俸2億円プラス出来高払いでサインした。今季で3年契約が満了し、来季より新たに2年総額5億円の契約を結び直した。 「僕の場合は3年間の成績での査定になるのでダウンになると思っていた。複数年から複数年にしていただき、2年間しっかり働いて恩返ししたい」 右肘の手術明けのシーズンだった11年目の今季は1年間先発ローテを守り、自身3年ぶりに規定投球回に到達した。6勝6敗ながら防御率は自己最高1・86。6月7日のロッテ戦(マツダ)ではプロ野球史上90人目のノーヒットノーランを達成するなど、復活の印象付けた。 年俸は球団の投手陣では最高額、野手陣を含めると菊池涼介(2億5000万円)に次ぐ2番目となる。2億円以上は球団の歴代日本投手では3人目で黒田博樹(2016年、6億円)、前田健太(15年、3億円)に続いた。 野村祐輔(来季から3軍投手コーチ兼アナリスト)が今季限りで現役引退し、来季はチームの投手陣で最年長となる。床田、森下とともに開幕投手候補に挙がるベテランは「2人のどちらかがなった方がチームにとってはいいと思うが、邪魔なオッサンが一人ぐらいいてもいいんじゃないですか」と、ユーモアたっぷりに自身2年ぶり6度目の大役に意欲を示した。