【40代、50代】レイナ流メイクの極意/唇やせ、しぼみ感、くすみをリップメイクで解消!
使ったアイテムはこれ 植物性スクワランオイルでしっとり保湿しながら、透けるような色みで唇そのものを色づかせるリップ。唇の水分に反応して色づくように作られたティント処方で、色落ちしにくく、つけたての色をキープ。この15番のカラーは、唇の内側の粘膜の色を再現したようなヌードオレンジ。ちらちらと光る繊細なパール感が、唇に自然なふっくら感を演出する。
■唇のしぼみ感、くすみを解消するリップメイク・プロセス2 リップライナーで、リアルな輪郭の「外側」に輪郭を描く
「リップライナーは、通常はリップを塗る前に使いますが、私はあえてリップを塗った後に使用。補整した輪郭が強調され、よりボリュームアップして見えるのです」 【1】 粘膜カラーのティントリップを塗った後は、リップライナーペンシルで、唇の中央から外側に向かって短めに輪郭を描く。「プロセス1」では、素の唇の輪郭のとおりにティントリップで色づけしたが、このリップライナーペンシルを使うプロセスでは、上唇の山は、元の輪郭よりも少しだけ外側をなぞるように描いて。同様に、下唇の中央も、元の輪郭の少しだけ外側をなぞる。
【2】 次に口角から、【1】で描いた「唇の中央の輪郭」に向かって描き、輪郭をつなげる。上唇は丸みを持たせながら、輪郭よりやや外側をなぞる。下唇は、輪郭より外側にオーバーして描くと口角が下がって見えてしまうので、口角から元の輪郭のとおりに描いて「唇の中央の輪郭」とつなげて。
使ったアイテムはこれ するするとなめらかに描ける、柔らかなタッチのリップライナー。乾燥しがちな口元にもぴたりと密着し、リップのにじみもブロック。素の唇の色を再現するピンクベージュ。
──「リップには、赤やピンク、ボルドーなどさまざまな色の選択肢があります。もちろん、そんな色のバリエーションを楽しむこともメイクの醍醐味ですが、色の存在感が大きければ大きいほど、人の視線は唇に集中。しぼんで薄くなった唇をかえって強調しかねません。 今回紹介したのは、唇を自然にふっくらボリューミーに見せて、つけた方のパーソナリティそのものまでイキイキと見せる効果のあるリップです。これを毎日のメイクの基本にしておくと本当に安心。プライベートでも仕事のシーンでも、自信を持って臨めるようになりますよ」 大人になると、あれこれ色を楽しむというより、無理なく自分自身を輝かせることがメイクの主軸に。「粘膜カラーのリップ+輪郭補整」でメイクした唇は、とても自然で若々しく、笑顔が似合う顔を演出してくれる。 このふたつのコスメの組み合わせ、リップメイクの定番としてぜひ覚えておきたい! 【教えてくれたのは】 レイナさん メイクアップアーティスト。1978年生まれ。大学卒業後、大手化粧品メーカー勤務を経て独立。その人本来の美しさを引き出すメイクを得意とし、文化人からの指名も多数。女性向け媒体のメイク特集などで活躍するほか、完全予約制のメイクレッスンサロン「Crystalline(クリスタリン)」を主宰。著書も多く、近著に『45歳からの自分を好きになるメイク』(主婦と生活社)などがある。YouTubeの「REINA CHANNEL」でレイナさんが実演するメイクレッスンも必見! 撮影/藤澤由加<人物> ヘア&メイク・モデル/レイナ 取材・文/小田ユイコ