キャッシュレス派の友人が「現金は1000円くらいしか持っていない」と言います。いくら何でも少ないですよね? いくら持ち歩いている人が多いのでしょうか?
買い物をする際に現金ではなく、クレジットカードや電子マネー、QRコード・バーコード決済で支払いを行う人は多いのではないでしょうか。 プラスチック製のカードだけでなく、スマートフォンからスマートに支払いが完了し、ポイントも貯まるので積極的に活用する人もいるでしょう。中には、現金を持ち歩いていても1000円しかない、まったく持っていない人もいるかもしれません。 本記事では、支払い方法を現金またはキャッシュレス決済のどちらにしているかの比率、キャッシュレス決済派の人が持ち歩く現金の平均額などを解説し、キャッシュレス決済のメリット・デメリットについてもまとめていきます。
個人の消費支出額におけるキャッシュレス決済比率はどのくらい?
株式会社モデル百貨(長崎県佐世保市)が2023年8月、20代以上の男女1000人を対象とした「支払い方法の現金派とキャッシュレス派の現状について」の調査(有効回答数:2403件)によると、現金派が38.9%なのに対し、キャッシュレス決済派が61.1%でした。 また、公益財団法人NIRA総合研究開発機構(東京都渋谷区)が2023年8月に、の「キャッシュレス決済実態調査2023(速報)」で利用したい支払い手段を調査したところ、もっとも多いのが「できるだけクレジットカードで支払いたい」の40%、次に「できるだけQRコード・バーコード決済で支払いたい」の25%、「できるだけ現金で支払いたい」の19%、「できるだけ電子マネーで支払いたい」の11%となっており、キャッシュレス決済の利用を希望する人が多いことが分かります。 ■キャッシュレス派が財布の中に入れている現金 株式会社モデル百貨の同調査によると、現金派とキャッシュレス決済派の人が財布の中に入れている現金は以下のとおりです。 ・現金派:1万2677円 ・キャッシュレス決済派:1万4449円 現金派と比べてキャッシュレス決済派のほうが財布に入れている現金が多く、差額は1772円でした。こちらの調査結果にしかすぎませんが、キャッシュレス決済派で所持金1000円は少ないと考えてよいでしょう。
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