「仕事ができない人」一発でわかる“2大NGワード” ダメ社員「なんとなく」の発言、あまりに多い訳
「数字に弱く、論理的に考えられない」 「何が言いたいのかわからないと言われてしまう」 「魅力的なプレゼンができない」 これらすべての悩みを解決し、2万人の「どんな時でも成果を出せるビジネスパーソン」を育てた実績を持つビジネス数学の第一人者、深沢真太郎氏が、生産性・評価・信頼のすべてを最短距離で爆増させる技術を徹底的に解説した、深沢氏の集大成とも言える書籍、『「数学的」な仕事術大全』を上梓した。 今回は「成果が出せない人が使いがちなNGワード」を取り上げる。
■「生産性」ってなんですか? あなたに質問です。 「生産性」とはなんでしょうか? まず確認したいのは、あなたがこの問いに即答できたかどうかです。答えの内容は重要ではありません。仕事内容や価値観によって生産性の定義は人それぞれであり、唯一の正解はないからです。 そしてもうひとつお尋ねします。あなたの仕事において最も重要なキーパーソンが生産性という言葉をどう定義しているか、あなたは把握されているでしょうか。もしあなたとその人物とで生産性の定義が異なっているとしたら、あなたはその人物と一緒に仕事をしていても、永遠に生産性が高まらないかもしれません。
いま私はあくまで「生産性」をひとつの例として挙げましたが、これは他のどんな言葉にも当てはまることです。そして成果が出せず苦しんでいるビジネスパーソンの言動を細かく観察していると、ある共通点がはっきりわかります。 それは、「言葉の定義」に極めて鈍感であるということです。 もしかすると、あまりピンとこないという方も多いかもしれません。そこで今回は、研修やセミナーで頻繁に目にする「成果が出せない人が使ってしまうNGワード」を、2つご紹介します。
ご紹介するNGワードはどちらも、「言葉の定義」に鈍感だからこそ出てきてしまう言葉です。 ■ダメ社員は「なんとなく」で話している 私は「ビジネス数学」という教育テーマを提唱し、大手から中小企業、自治体やトップアスリートなどの人材育成をサポートしています。そのため、日々、多くのビジネスパーソンとお会いしています。 それはすなわち、多くの「ダメ社員」と少しの「成果を出している社員」との違いを目の当たりにするということでもあります。