【バレー】東京GB・古賀太一郎主将「ハイキュー!!はバレーボールに興味を持って貰う上で広い入口になっている」柳田将洋「ハイキュー!!を見てから実写のような世界観で楽しんで貰えるのが今の僕らのバレーボール」 V1男子会見
2月17日に国立代々木競技場第二体育館(東京都)で行われたバレーボールV1男子、東京GBvsVC長野の試合後会見コメントのうち東京GB分をお届けする。
古賀太一郎主将、深津旭弘、柳田将洋選手(東京GB)
■東京グレートベアーズ ●古賀太一郎主将(リベロ) 負けられない状況というのは僕たちチームで共有しています。 そういった中でバレーボールはそういうものですが、第1セット取りたいところで点数が取れませんでした。 そういったところを乗り越えて強いチームはできていくと思います。 そういった中今日3-0で勝てたのは良かったと思います。 ●深津旭弘選手(セッター) 今日は3-0で粘って勝てることができたのは本当に良かったと思います。 また明日、今日の試合を振り返ってどう向かうかが大事だと思います。 明日に向けて準備してやっていきたいと思います。 ●柳田将洋選手(アウトサイドヒッター) 3-0勝てて、明日に繋がるゲームができたと思います。 個人的にはトランジションの部分でもう少し旭弘さんや、チームを助けられたと思います。 自分の持っているソリューションをうまく引き出しながら相手とってプレッシャーのかかるプレーやもちろんポイント取るところも今日の映像を見返して明日さらに良いバレーができるように頑張りたいと思います。 ――古賀選手に。アラウージョ(ラファエル)選手が(怪我から)復帰するなどあったが現状のチームの状態について。 古賀:チームとしてのコンセプトはラファが抜けている時も変わらずやっていました。 そこにラファ選手が戻ってきて火力が増したというか、チームとしての個々の役割が明確になって戦いがスムーズとまでは言わないですけど、しっかりやれていると思います。 ――柳田選手に。第1セット20-20でサービスエースを取ったが、サーブに入るときの気持ちについて。 柳田:自分自身、第1セットあまりいいイメージが持っていない状況で試合の終盤に差し掛かってしました。 僕自身としてはサーブで少し自分のそういったところも切り替えをしたいところがありました。 まずサービスをしっかり打って、その後のプレーに繋げようとフォーカスしてサーブ位置に立ったので、それがいい形になったと思っています。 ――その後のプレーにも繋がったか? 柳田:セットをあの後しっかり取れたというのもすごく大きいです。 (サーブは)チームの中で重要な仕事だと思ってやっています。 それが結果に繋がったというところは間違いなく、その後の試合の展開にも大きく、自分の中では気持ちの支えになったと思います。 ――判定はアウトだったがチャレンジをしたことについて。 柳田:あれは入っているかなと思ったので、(得点の)状況も状況でしたし打った瞬間に結構自信はあったので、ボールの行方自体はあまり見えなかったですけど、手応えはありました。 ――古賀選手と柳田選手に。今日は東京GBのスポンサーの一つであるProduction I.Gのイベントデーだった。同社は2/16(金)から公開されている映画「劇場版ハイキュー‼ ゴミ捨て場の決戦」の制作会社であり、2人は映画制作発表も行われた2022年8月13~14日のVリーグとハイキュー!!のコラボイベント「ハイキュー!!×V.LEAGUE スペシャルマッチ」に出場(※1)されるなど色々縁があると思うが改めての感想は? 古賀:Production I.Gさんという大きなアニメ会社が僕らのスポンサーになって頂けていることは非常に光栄です。 またご縁があってハイキュー!!のスペシャルマッチに参加しました。 東京GBはいろいろな施策をしながら今までバレーボールを知らなかった方々にバレーボールを見にきて貰うためにいろいろと活動している中でProduction I.Gさんのハイキュー!!はバレーボールに興味を持って貰う上で広い入口になっています。 スポンサーになって貰えているのは凄いご縁だと思っています。 今回ハイキュー!!の映画が始まりますが、それを通じて僕たちにも興味を持ってもらえたら嬉しいです。 実際にどこまでProduction I.Gさんスポンサードに関するお返しができるかはこれからの僕たちの活動によると思います。 そういった相互の関係性がしっかりしていくと、バレー界にとって凄くいいことになっていくと思います。 柳田:ほとんど古賀さんがおっしゃったことだと思います。 一つ本日の試合、今週の試合もそうですし、Production I.G様や、今後色々なスポンサーの方々に協力をして頂いて試合、興行が完成していくという意味では僕らはグレートベアーズ単体のチームで動く事は一つもないということを分かっています。 そういった感謝の気持ちというか、そういったことが巡り巡って今回のハイキュー!!の上映やもちろんその前からバレーボールの競技という意味ではハイキュー!!と繋がりは持たせて貰っています。 そういった縁というのは必ず繋がってくると今回僕もグレートベアーズに加入をして凄く感じました。 だからこそ自分自身がコートで見せる大切さであったりとか、少しずつでも成長した姿をファンの方々に見せて魅力的に思って貰うような瞬間を感じて貰ったりとか、それがやりがいに繋がってくると思います。 そういった人たちのサポートや、繋がりというのを常にこれからも大切にして活動していかなければと思いました。 ――3人に。自分自身ハイキュー!!が凄く好きで、バレーを最初に見始めたのはハイキュー!!が始まりだが、自分自身のどんなプレーを新しく入ってきたお客さんに見せたいか? 深津:自分はセッターというポジションで1本目と3本目を打つ選手を繋ぐ役割がすごく重要だと思うので、そういう部分を見てほしいなと思います。 バレーボールは繋がることがすごい魅力だと思います。 その繋がる中間地点にいるポジションなので、そこでいろいろハイキュー!!でもセンターのその心理的な描写とかそういうのも色々あると思います。 そういった面も重ね合わせながら、ああいう時にどういう風に考えているんだろうとか、そういう目線でも見ていただければいいと思います。 アニメと実際の自分たちの生でのバレーボールはまた違う見え方もあると思うので、是非会場に足を運んでいただいて、バレーボールの魅力を感じてほしいなと思います。 古賀:初めてバレーボール見る人には(リベロは)ユニフォームが違うので、どんな役割なのだろうというところから入られるかと思います。 多分どこのチームも一番小さい選手がやっていますので、守備に特化したポジションですし得点を取れない分、守備だったり人を動かしたり、そういったところでチームにどうにかして貢献しようとするポジションです。 そういったなんかちっちゃい選手は頑張っているなーぐらいの感じから入って貰うと多分見れば見るほど、なんでそういう風に動きしているのだろうっていうのが分かってくるかと思います。 小さい選手に本当に夢を与えられるような役回りです。そういった点からリベロや、バレーボールに興味持っていただけたらなと思います。 柳田:僕もそうですし。こちらの二方なんて(深津選手は)影山(※2)のようなトス(セット)を上げるセッター、(古賀選手は)西谷(※3)のような素早さでボールの下に入ります。(一同笑) 実写のリアルというのは、アニメに負けず劣らないような迫力があると思います。 僕自身もサーブだったりスパイクだったり、僕ら3人とも役割違いますがそういう役割、各々魅力はもちろんあると思います。 ハイキュー!!を見てから本当に実写のような世界観で楽しんで貰えるのが、今の僕らのバレーボールなんじゃないかなと思います。 まだ強いて言うなら僕らの(東京GBの)ホームゲームに来てもらったら、周りからもっと雰囲気を楽しんでバレーボールをより入り込んで楽しめる空間になっていると思います。 先ほど話したProduction I.Gさんと協力して環境づくりっていうのにもこだわっていると思います。 僕らもそこの中で本当にアニメに負けないようなバレーボールの迫力を常に伝えようと努力してきています。 前のイベントの時もハイキュー!!しか見たことない方が足を運ばれるっていう事も多々ありました。 それでも僕らはそれを超えるというか負けないという自信と実力を持ってコートに立っています。 是非そういった大きな期待になってくるかもしれないですけど、それを僕らは多分超えると思うので、そういった大きな期待をまず持って是非会場に足を運んで貰えると楽しい時間が過ごせるかなと思います。 ※1:古賀選手は当時FC東京からチーム全体移籍で誕生した東京GBの選手、柳田選手は当時所属のジェイテクトの選手として選出された。 またチーム発足からのスポンサーであるProduction I.Gのロゴ入りのユニフォームは本イベントで古賀選手が東京GBの選手として登場した時に初めて一般に公開された。 また映画、アニメの「呪術廻戦」を制作しているMAPPAも当初からの東京GBのスポンサーでユニフォームにProduction I.Gと共にロゴが入っている。 ※2:影山飛雄、烏野高校のセッター ※3:西谷夕 烏野高校のリベロ
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